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PKキッカーの立候補から始まったヴィニシウスの“苦悩”。モドリッチやベリンガムから叱責、マドリーファンからはブーイング…【現地発コラム】

カテゴリ:連載・コラム

エル・パイス紙

2025年04月16日

直近の4回のうち3回失敗

PKキッカーにこだわりを見せるヴィニシウス。(C)Getty Images

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 ヴィニシウス・ジュニオールはラ・リーガ第30節のバレンシア戦(レアル・マドリーが1-2で敗戦)で、サンティアゴ・ベルナベウの観客席からブーイングを浴びた。

 開始すぐにボールを失った後からその標的となったが、激しさを増すきっかけとなったのが、13分の決めれば同点という状況の中でのPK失敗だった。ヴィニシウスはPKキッカーになれば、得点が増え、それがひいてはバロンドール獲得に繋がると考え、カリム・ベンゼマが退団した後、後継者に名乗りを上げた。

 コーチングスタッフは彼が12ヤード離れた距離からボールを蹴ることを決して快適に感じたことがないというデータを手にしていたにもかかわらず、その提案を受け入れた。

 案の定、それは苦悩の始まりでもあった。2023年7月のバルセロナとのプレシーズンマッチで1本目から失敗。データサイト『OPTA』によると、その後マドリーとブラジル代表で7回続けて成功させたが、バレンシア戦の約3週間前に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16、アトレティコとの第2レグも含めて、直近の4回のうち3回失敗している。
 
 しかし、負けん気の塊のようなヴィニシウスは、そんな中でもほぼ毎日のように苦手を克服しようと練習を重ねている。もっともPKの名手は、毎日練習してその技術を習得したわけではない。

 バルデベバス(マドリーの練習場)でその場に立ち会った関係者によると、彼のそのこだわりの強さとうまくいっていないというフラストレーションの大きさが、かえって練習を苦行に変え、さらに成功に繋がるルーティンを追い求めるあまり、思考が凝り固まって袋小路にはまり込んでいるという。

 オフィスからドレッシングルームまで、クラブの多くの関係者が、ヴィニシウスがキッカーを辞退すべきだと確信している。バレンシア戦の次の試合だったアーセナルとの(CL)ラウンド8第1レグ前日の記者会見でその件について尋ねられたカルロ・アンチェロッティ監督は、「我々もいろいろ考えている。どうするかは明日、その時になってからだ」と言葉を濁した。
 
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