［J１第10節］FC東京 １－１ 柏／４月11日／国立競技場

　柏レイソルは４月11日、J１第10節でFC東京と対戦。35分にFC東京の仲川輝人に先制点を奪われるが、90＋４分に木下康介のゴールで追いつき、ドローに持ち込んだ。

　柏はリーグ戦で10試合を終えて４勝５分け１敗。順位は暫定ながら３位に浮上した。一昨季、昨季と２年連続で17位に沈んだが、今季はここまで好調をキープしている。2023年と24年は主将を務め、今季は２ndキャプテンを担うCB古賀太陽は、チームの現状をどう捉えているのか。
【動画】木下の劇的同点弾！

「まだ負けは１試合だけですし、負けないチームになっているという点では、ある程度の手応えはあります」

　リカルド・ロドリゲス監督は、「価値ある勝点１」とFC東京戦のドローを評価。それには古賀も同意する。

「あの時間帯まで０－１が続いていたので、勝点１を拾えたのは今後に繋がる。苦しい展開のなかで負けなかったところは、監督が言うように価値があるんじゃないかなと思います。でも引き分けが多いので、欲を言えば、もうプラス２を積めるように、みんなで上を目ざしながらやっていきたい」

　そして、危機感も募らせる。

「上を目ざし続けることを考えた時に、まだまだ足りない部分が多い。暫定ですけど（FC東京に）勝てば首位に立てる状況のなかで、そのチャンスを自分たちで逃してしまったところは、みんなが危機感を持つべきだと思います。良い緊張感を保ちながら、チャンスの一つひとつを拾っていけるチームにならないといけない」

　古賀が口にした危機感をどれだけチーム内で共有し、勝負強さに変えていけるか。それもさらなる上位を目ざすうえでのポイントの一つになりそうだ。

取材・文●金子徹（サッカーダイジェスト編集部）

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