19歳のサンチェスは躍動し、エースのC・ロナウドは空回り。

追い付いてからのPK戦で準決勝へ。ポルトガルは苦しみながらも、またひとつ関門を突破した。写真は同点時。 写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

PK戦:ポルトガル(先攻)=C・ロナウド○、サンチェス○、モウチーニョ○、ナニ○、カレスマ○ ポーランド(後攻)=レバンドフスキ○、ミリク○、グリク○、ブワシュチコフスキ×
警告:ポー=イェンジェイチク(42分)、グリク(66分)、カプストカ(89分) ポル=アドリエン(70分)、W・カルバリョ(90+2分)
(C) SOCCER DIGEST
6月30日(現地時間)、EURO2016の準々決勝1試合が行なわれ、ポルトガルがPK戦の末にポーランドを下した。
試合は開始わずか2分で動く。左サイドを抜け出したグロシツキのクロスをエースのレバンドフスキが合わせ、ポーランドが先制点を奪った。
いきなりリードを許したポルトガルだが、その後は攻勢に立つ。前の2列目が頻繁にポジションを変え、陣形も変えながら、ポーランドの守備陣を攻略にかかり、10分には右サイドから攻め入って、最後がC・ロナウドがシュートを放つも、DFにブロックされた。
ポーランドは中央の守りを堅くしてポルトガルのサイドからのクロスをはね返し、時折、カウンターからチャンスを得る。15分にはミリクが、17分にはレバンドフスキがシュートまで持ち込んだ。
再三、サイドには良いかたちで攻め入りながらも、シンプル過ぎるクロスや中央の選手の動きの少なさにより、決定機を生み出せずにいたポルトガルだが、33分、サンチェスが右から切れ込み、ナニとのパス交換からシュート。相手選手に当たってボールの軌道が変わり、ゴール右隅に突き刺さった。
精力的な動きと効果的なプレーが目立つ18歳の素晴らしいゴールで追い付いたポルトガルは、その後もボールポゼッションで勝りながら、前半を終えることとなった。
後半に入ると、ポーランドはボールポゼッションを上げ、両サイドを何度か崩して相手ゴールに迫る。ポルトガルはこれに対し、カウンターを仕掛ける回数が多くなり、60分には左サイドから好クロスが入るが、中央に入ったC・ロナウドはシュートまで持ち込めなかった。
68分、左サイドから再三チャンスを作ったポーランドは、ミリクがニアサイドでクロスに合わせるも、シュートはGKに正面でキャッチされる。70分にはカウンターのチャンスを得るも、途中でややもたつき、グロシツキのミドルは大きくクロスバーを越えた。
一方のポルトガルは、相変わらずシンプルなクロスは味方に合わず、連係で崩そうにも息が合わない。79分、CKをCBフォンテが頭で合わせるも、鋭いシュートはGK正面に飛んだ。
81分には中盤でぺぺがパスカットし、C・ロナウドにスルーパスを送ると、これをポーランドのCBイェンジェイチクがスライディングでカット。流れたボールにGKファビアンスキが反応できず、あわやオウンゴールとなるところだった。
さらにポルトガルは86分、モウチーニョがDFラインの裏にパスを通し、抜け出したC・ロナウドに得点機が訪れるが、後方からの浮き球を左足で合わせることができず、最大の決定機を逸する。
試合はこのまま動くことなく、両チームは2試合連続での延長戦を迎えることとなった。
延長戦の前半はポルトガルのペース。しかし、開始1分で左からのクロスを合わせ損なったC・ロナウドは、94分にも好位置でボールを得るが、ドリブル開始とともに簡単にボールをカットされてしまう。
99分にはナニが惜しいヘディングシュートを放ったポルトガルは、再三相手ゴールに迫るも、相変わらず最後のところでパスが合わない。
ポーランドはその間隙を縫ってカウンターを仕掛け、100分にミリクが強烈なミドルを放つが、これはわずかに枠を外れる。返す刀でポルトガルは、103分にナニがドリブルからミドルを撃つが、これはGKが正面でキャッチした。
延長後半、スタンドからの乱入者によるわずかな中断を経て、ともに最後の力を振り絞って攻め合い、相手ゴールに迫るが、両チームの守備陣が最後のところで踏ん張ってゴールを許さない。ポーランドのカプストカ、ピシュチェクが連続してシュートを放ってから間もなく、終了の笛が鳴った。
今大会2度目、そしてポーランドにとっても2度目のPK戦突入。C・ロナウド、レバンドフスキの両エースが1番手で確実に決めた後、ともに成功が続いたが、4人目のブワシュチコフスキが右隅に飛ばしたボールを、ルイ・パトリシオが精一杯に手を伸ばして弾き返した。
リードを奪ったポルトガルは、5人目のカレスマが決めて勝利。2大会連続5度目のベスト4入りを果たした。
2試合連続の延長戦を戦った彼らは、7月6日にウェールズ対ベルギー戦の勝者と対戦することになる。
【PHOTOギャラリー】PK戦に美女たちも大興奮! ポルトガルがポーランドを下してベスト4進出!
試合は開始わずか2分で動く。左サイドを抜け出したグロシツキのクロスをエースのレバンドフスキが合わせ、ポーランドが先制点を奪った。
いきなりリードを許したポルトガルだが、その後は攻勢に立つ。前の2列目が頻繁にポジションを変え、陣形も変えながら、ポーランドの守備陣を攻略にかかり、10分には右サイドから攻め入って、最後がC・ロナウドがシュートを放つも、DFにブロックされた。
ポーランドは中央の守りを堅くしてポルトガルのサイドからのクロスをはね返し、時折、カウンターからチャンスを得る。15分にはミリクが、17分にはレバンドフスキがシュートまで持ち込んだ。
再三、サイドには良いかたちで攻め入りながらも、シンプル過ぎるクロスや中央の選手の動きの少なさにより、決定機を生み出せずにいたポルトガルだが、33分、サンチェスが右から切れ込み、ナニとのパス交換からシュート。相手選手に当たってボールの軌道が変わり、ゴール右隅に突き刺さった。
精力的な動きと効果的なプレーが目立つ18歳の素晴らしいゴールで追い付いたポルトガルは、その後もボールポゼッションで勝りながら、前半を終えることとなった。
後半に入ると、ポーランドはボールポゼッションを上げ、両サイドを何度か崩して相手ゴールに迫る。ポルトガルはこれに対し、カウンターを仕掛ける回数が多くなり、60分には左サイドから好クロスが入るが、中央に入ったC・ロナウドはシュートまで持ち込めなかった。
68分、左サイドから再三チャンスを作ったポーランドは、ミリクがニアサイドでクロスに合わせるも、シュートはGKに正面でキャッチされる。70分にはカウンターのチャンスを得るも、途中でややもたつき、グロシツキのミドルは大きくクロスバーを越えた。
一方のポルトガルは、相変わらずシンプルなクロスは味方に合わず、連係で崩そうにも息が合わない。79分、CKをCBフォンテが頭で合わせるも、鋭いシュートはGK正面に飛んだ。
81分には中盤でぺぺがパスカットし、C・ロナウドにスルーパスを送ると、これをポーランドのCBイェンジェイチクがスライディングでカット。流れたボールにGKファビアンスキが反応できず、あわやオウンゴールとなるところだった。
さらにポルトガルは86分、モウチーニョがDFラインの裏にパスを通し、抜け出したC・ロナウドに得点機が訪れるが、後方からの浮き球を左足で合わせることができず、最大の決定機を逸する。
試合はこのまま動くことなく、両チームは2試合連続での延長戦を迎えることとなった。
延長戦の前半はポルトガルのペース。しかし、開始1分で左からのクロスを合わせ損なったC・ロナウドは、94分にも好位置でボールを得るが、ドリブル開始とともに簡単にボールをカットされてしまう。
99分にはナニが惜しいヘディングシュートを放ったポルトガルは、再三相手ゴールに迫るも、相変わらず最後のところでパスが合わない。
ポーランドはその間隙を縫ってカウンターを仕掛け、100分にミリクが強烈なミドルを放つが、これはわずかに枠を外れる。返す刀でポルトガルは、103分にナニがドリブルからミドルを撃つが、これはGKが正面でキャッチした。
延長後半、スタンドからの乱入者によるわずかな中断を経て、ともに最後の力を振り絞って攻め合い、相手ゴールに迫るが、両チームの守備陣が最後のところで踏ん張ってゴールを許さない。ポーランドのカプストカ、ピシュチェクが連続してシュートを放ってから間もなく、終了の笛が鳴った。
今大会2度目、そしてポーランドにとっても2度目のPK戦突入。C・ロナウド、レバンドフスキの両エースが1番手で確実に決めた後、ともに成功が続いたが、4人目のブワシュチコフスキが右隅に飛ばしたボールを、ルイ・パトリシオが精一杯に手を伸ばして弾き返した。
リードを奪ったポルトガルは、5人目のカレスマが決めて勝利。2大会連続5度目のベスト4入りを果たした。
2試合連続の延長戦を戦った彼らは、7月6日にウェールズ対ベルギー戦の勝者と対戦することになる。
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