３月25日に開催される北中米ワールドカップ（W杯）アジア最終予選で、５日前にW杯出場を決めた日本代表は、サウジアラビア代表と埼玉スタジアムで対戦する。

　両軍のメンバーを見てみると、国内組、海外組のバランスに大きな違いがある。日本は負傷離脱した守田英正（スポルティング）と上田綺世（フェイエノールト）を除く25人中、20人が海外組。しかもそのうち15人、つまり60％が欧州５大リーグ（イングランド、スペイン、ドイツ、イタリア、フランスの１部）でプレーしている。

　一方、サウジアラビアは24人中21人が国内組。海外組はベルギー１部ベールスホット所属のファイサル・アルガムディとマルワン・アルサハフィ、フランス２部ダンケルク所属のムハンナド・アルサードのみ。イタリアの強豪ローマの一員であるサウド・アブドゥルハミドは、負傷でメンバー外となったため、“欧州５大リーガー”はゼロだ。
【画像】実に60％！サウジメディアが作成した“欧州５大リーガー”15人のリスト

　サウジアラビアメディア『Arriyadiyah』はこの対照的なメンバー構成に着目しており、「60％。主要リーグは日本代表メンバーの基本」と題した記事を掲載。「最初にW杯出場を決め、火曜日に埼玉でグリーンファルコンズ（サウジアラビア代表の愛称）を迎え撃つメンバーの半分以上を、５大リーグ勢が占めている」と切り出し、自国との差を強調している。

「森保一監督によって選ばれた25人のうちの15人は、世界有数のリーグで活躍している。全体の６割を占める彼らは、ピッチ上の様々な箇所に散らばっている。だが、サウジアラビアの登録メンバーには、５大リーグでプレーしている唯一の選手がいない。ローマのサイドバック、サウド・アブドゥルハミドは、木曜日にリヤドで行なわれた第７節の中国戦（１－０）で負傷し、フランス人指揮官エルベ・ルナールの最新試合のプランから外れた」

『Arriyadiyah』は欧州５大リーグでプレーする日本代表15選手を、顔写真付きでズラリと並べたリストも作成した。よほど、強い意識があるようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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