孤立させないように2トップを採用する可能性も。

故障者/イングランド=なし アイスランド=なし
出場停止/イングランド=なし アイスランド=なし

ケイン(左)ら前線のタレントが豊富なイングランド。守勢に回りそうなアイスランドはB・ビャルナソン(右)が起点となる速攻に活路を見出す。(C)Getty Images
EURO2016
ラウンド・オブ16
6月27日(月)/21:00(日本時間28:00)/ニース
イングランド×アイスランド
主審:ダミル・スコミナ(スロベニア)
【注目ポイント】
●ホジソン監督がどんな先発メンバーを送り出すか
●ケインがスタメン復帰なら、システム変更も
●アイスランドは得意のサイド攻撃からチャンスを作れるか
【試合展望】
「試合ごとにベストの状態の選手を選びたいと思っている。幸いにも我々には多くの選択肢がある」
前日会見でホジソン監督がそう語ったとおり、イングランドは手駒が豊富だ。特に充実ぶりが際立つのがアタッカー陣で、グループステージ3戦目のスロバキア戦ではプレミア得点王のケインですら控えに回ったほど。指揮官がどんな先発メンバーを送り出すのか、非常に読みづらい状況となっている。
アイスランドの堅守をこじ開けることを考えると、前線の基準点となれるケインのスタメン復帰はありうる。そうなった場合は彼を孤立させないように2トップを採用する可能性があり、パートナーはヴァーディーもしくはスターリッジが務めるだろう。あるいは、アリをトップ下に置いたトッテナム・スタイルの4-2-3-1も考えられる。
攻めあぐねる展開となれば、セットプレーが鍵に。とりわけ今大会はコーナーキックの精度がいまひとつなので、サインプレーなどを用意しているかも勝敗を分けるポイントになりそうだ。
対するアイスランドは劣勢が予想されるとはいえ、C・ロナウドを零封した守備の堅さは折り紙付き。オーストリア戦(グループステージ3戦目)の2点目に象徴されるように、ボールを奪ってからの素早いカウンターは試合を増すごとに威力が高まっており、イングランド相手に一泡吹かせても不思議はない。
大きな武器になりそうなのが、両翼のB・ビャルナソンとグドムンソンが起点となるサイドアタック。積極的に攻め上がる敵SBの背後を突ければ、チャンスに結びつくはずだ。
一方で懸念されるのが主力のコンディション。この3試合はスタメンを固定して戦ってきただけに、疲労を抱える選手が少なくない。延長までもつれれば苦戦は必至。90分間のうちにワンチャンスをモノにして逃げ切るのが理想のシナリオだろう。
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
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【注目ポイント】
●ホジソン監督がどんな先発メンバーを送り出すか
●ケインがスタメン復帰なら、システム変更も
●アイスランドは得意のサイド攻撃からチャンスを作れるか
【試合展望】
「試合ごとにベストの状態の選手を選びたいと思っている。幸いにも我々には多くの選択肢がある」
前日会見でホジソン監督がそう語ったとおり、イングランドは手駒が豊富だ。特に充実ぶりが際立つのがアタッカー陣で、グループステージ3戦目のスロバキア戦ではプレミア得点王のケインですら控えに回ったほど。指揮官がどんな先発メンバーを送り出すのか、非常に読みづらい状況となっている。
アイスランドの堅守をこじ開けることを考えると、前線の基準点となれるケインのスタメン復帰はありうる。そうなった場合は彼を孤立させないように2トップを採用する可能性があり、パートナーはヴァーディーもしくはスターリッジが務めるだろう。あるいは、アリをトップ下に置いたトッテナム・スタイルの4-2-3-1も考えられる。
攻めあぐねる展開となれば、セットプレーが鍵に。とりわけ今大会はコーナーキックの精度がいまひとつなので、サインプレーなどを用意しているかも勝敗を分けるポイントになりそうだ。
対するアイスランドは劣勢が予想されるとはいえ、C・ロナウドを零封した守備の堅さは折り紙付き。オーストリア戦(グループステージ3戦目)の2点目に象徴されるように、ボールを奪ってからの素早いカウンターは試合を増すごとに威力が高まっており、イングランド相手に一泡吹かせても不思議はない。
大きな武器になりそうなのが、両翼のB・ビャルナソンとグドムンソンが起点となるサイドアタック。積極的に攻め上がる敵SBの背後を突ければ、チャンスに結びつくはずだ。
一方で懸念されるのが主力のコンディション。この3試合はスタメンを固定して戦ってきただけに、疲労を抱える選手が少なくない。延長までもつれれば苦戦は必至。90分間のうちにワンチャンスをモノにして逃げ切るのが理想のシナリオだろう。
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
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