定位置を奪うだけの実績と勢いがある
2026年北中米ワールドカップの出場決定から中4日。日本代表は3月25日のサウジアラビア戦から「W杯優勝」への本格的な歩みをスタートさせる。
今回はご存じの通り、上田綺世(フェイエノールト)と守田英正(スポルティング)が負傷離脱。長友佑都(FC東京)も23日時点で依然として別メニューが続いているため、24人体制でサウジ戦に臨むことになりそうだ。
そこで、気になるのがFWの起用法だ。目下、チームに控えているのは、アジア最終予選突破を決めた20日のバーレーン戦で、86分からピッチに立った町野修斗(キール)、出番なしに終わった前田大然(セルティック)、ベンチ外だった古橋亨梧(レンヌ)の3人。このうち、誰がサウジ戦の先発1トップに陣取るのかが注目されるが、今のところはコンディションが上がってきた前田のスタメンが濃厚と言えるだろう。
「怪我(16日のレンジャーズ戦で負った打撲)はまだ残っている感じですけど、準備はできているかなと思います。
相手も強いチームに変わりないし、ワールドカップに行くためには勝たないといけない状況で来るので、自分たちはチャレンジャーの気持ちでいかないとダメだと思う。しっかり相手のスカウティングをして、自分たちのサッカーができればいいと思います」と、金髪の韋駄天は本気で勝利を掴みに行く構えだ。
今回はご存じの通り、上田綺世(フェイエノールト)と守田英正(スポルティング)が負傷離脱。長友佑都(FC東京)も23日時点で依然として別メニューが続いているため、24人体制でサウジ戦に臨むことになりそうだ。
そこで、気になるのがFWの起用法だ。目下、チームに控えているのは、アジア最終予選突破を決めた20日のバーレーン戦で、86分からピッチに立った町野修斗(キール)、出番なしに終わった前田大然(セルティック)、ベンチ外だった古橋亨梧(レンヌ)の3人。このうち、誰がサウジ戦の先発1トップに陣取るのかが注目されるが、今のところはコンディションが上がってきた前田のスタメンが濃厚と言えるだろう。
「怪我(16日のレンジャーズ戦で負った打撲)はまだ残っている感じですけど、準備はできているかなと思います。
相手も強いチームに変わりないし、ワールドカップに行くためには勝たないといけない状況で来るので、自分たちはチャレンジャーの気持ちでいかないとダメだと思う。しっかり相手のスカウティングをして、自分たちのサッカーができればいいと思います」と、金髪の韋駄天は本気で勝利を掴みに行く構えだ。
この最終予選での前田は、昨年9月の中国戦、10月のサウジアラビア戦、11月のインドネシア戦と中国戦の4試合に途中出場し、最初の中国戦で1ゴールを挙げるにとどまっている。この状況は、2022年カタールW杯のドイツ、スペイン、クロアチア戦に1トップで先発した点取り屋にとって納得いかない結果に違いない。
しかも、起用されたポジションを見ると、最初の中国、サウジ、インドネシア戦が左ウイングバック。「三笘薫(ブライトン)の控え」という位置づけが明確になっていた。そして2度目の中国戦はシャドーと2トップの一角。いずれにせよ、全てのポジションで「サブ」という位置づけに甘んじたのである。
次戦で1トップに陣取るとしたら、最終予選で初。最前線はこれまで上田と小川航基(NEC)が担っていたポジションだったが、前田には定位置を奪うだけの実績と勢いがある。サウジ戦で強烈なアピールを見せれば、FW陣の序列が大きく変化することも考えられるのだ。
「自信を持って今回の代表に来ているのは事実なんで、それをしっかりサウジ戦で見せられればいいと思います。みんなスタメンで出たいという思いがあるなかでやってるので頑張りたいですね」
本人が力を込める通り、今の前田には今季のセルティックで磨き上げた決定力という武器がある。公式戦42試合で28ゴールという圧巻の数字は、そうそう残せるものではない。それを引っ提げ、次の代表戦で大暴れしてくれれば、1年3か月後の本大会でのレギュラー奪回も現実味を帯びてくるのではないか。
【画像】日本代表のバーレーン戦出場16選手&監督の採点・寸評を一挙紹介! 2選手に7点台の高評価。MOMは1G1Aの20番
しかも、起用されたポジションを見ると、最初の中国、サウジ、インドネシア戦が左ウイングバック。「三笘薫(ブライトン)の控え」という位置づけが明確になっていた。そして2度目の中国戦はシャドーと2トップの一角。いずれにせよ、全てのポジションで「サブ」という位置づけに甘んじたのである。
次戦で1トップに陣取るとしたら、最終予選で初。最前線はこれまで上田と小川航基(NEC)が担っていたポジションだったが、前田には定位置を奪うだけの実績と勢いがある。サウジ戦で強烈なアピールを見せれば、FW陣の序列が大きく変化することも考えられるのだ。
「自信を持って今回の代表に来ているのは事実なんで、それをしっかりサウジ戦で見せられればいいと思います。みんなスタメンで出たいという思いがあるなかでやってるので頑張りたいですね」
本人が力を込める通り、今の前田には今季のセルティックで磨き上げた決定力という武器がある。公式戦42試合で28ゴールという圧巻の数字は、そうそう残せるものではない。それを引っ提げ、次の代表戦で大暴れしてくれれば、1年3か月後の本大会でのレギュラー奪回も現実味を帯びてくるのではないか。
【画像】日本代表のバーレーン戦出場16選手&監督の採点・寸評を一挙紹介! 2選手に7点台の高評価。MOMは1G1Aの20番