レアル・ソシエダで積み上げてきたものを感じたよ
[W杯最終予選]日本 2-0 バーレーン/3月20日/埼玉スタジアム2002
日本代表は北中米ワールドカップ・アジア最終予選の第7節でバーレーン代表と対戦し、2-0で勝利。8大会連続8度目のワールドカップ出場を決めた。
昨年9月にホームで日本に0-5で大敗したバーレーンは、今回は守備を整備してきた。4-4-2のシステムで、2トップが日本のディフェンダーのパスコースを切り、2列目の4人は連動した横の動きでしっかり対応していた。
一方、3-4-3で臨んだ日本は、ビルドアップが上手くいかなかった。3バックだから、相手の2トップに対し3対2の数的優位を作り攻撃に繋げたかったけど、なかなかうまくいかなかった。
そのため、日本はリズムが生まれず、悪い流れとなってしまった。また、選手のコンディションにもバラツキがあったように見えた。
これまでの日本なら、0-0の引き分けか、下手をしたら0-1で負けていたかもしれない。そんななかでも、2-0と相手を突き放せるのが、今の日本だ。成長を感じたね。状況を好転させたのは久保だった。
【画像】日本代表のバーレーン戦出場16選手&監督の採点・寸評を一挙紹介! 2選手に7点台の高評価。MOMは1G1Aの20番
日本代表は北中米ワールドカップ・アジア最終予選の第7節でバーレーン代表と対戦し、2-0で勝利。8大会連続8度目のワールドカップ出場を決めた。
昨年9月にホームで日本に0-5で大敗したバーレーンは、今回は守備を整備してきた。4-4-2のシステムで、2トップが日本のディフェンダーのパスコースを切り、2列目の4人は連動した横の動きでしっかり対応していた。
一方、3-4-3で臨んだ日本は、ビルドアップが上手くいかなかった。3バックだから、相手の2トップに対し3対2の数的優位を作り攻撃に繋げたかったけど、なかなかうまくいかなかった。
そのため、日本はリズムが生まれず、悪い流れとなってしまった。また、選手のコンディションにもバラツキがあったように見えた。
これまでの日本なら、0-0の引き分けか、下手をしたら0-1で負けていたかもしれない。そんななかでも、2-0と相手を突き放せるのが、今の日本だ。成長を感じたね。状況を好転させたのは久保だった。
【画像】日本代表のバーレーン戦出場16選手&監督の採点・寸評を一挙紹介! 2選手に7点台の高評価。MOMは1G1Aの20番
視野が広く、プレー精度が高い。果敢な仕掛けも効果的で、攻撃で局面を打開した。
66分に鎌田の先制点をアシストしたシーンでは、上田から縦パスを受け、持ち前のキープ力を利してタイミングを見計らい、走り込んだ鎌田へラストパス。鎌田とは感性が合っているね。87分にはコーナーキックの流れから、自慢の左足でゴールに叩き込んだ。
決定的な仕事のほか、守備でも貢献していたね。森保監督は一貫して1対1の守備を選手選考の基準にしている。どんなに攻撃力が素晴らしくても、守備が一定のレベルに達しなければ主軸にはなれない。
今回の久保は、相手に攻められればしっかりと自陣に戻るなど、ディフェンスも精力的でアピールできた。攻守の両局面でスーパーだったね。成長を感じたし、スペインのレアル・ソシエダで積み上げてきたものを感じたよ。
日本はこの勝利で、世界最速でワールドカップ出場を決めた。1996年のアトランタ五輪で28年ぶりのオリンピック出場を果たし、2年後のフランス・ワールドカップで世界の祭典に初めて出場した。
以降は難しい状況もあったなかで、ワールドカップに連続で出続けている。そうやって次世代に繋げてきた成果だと思う。
66分に鎌田の先制点をアシストしたシーンでは、上田から縦パスを受け、持ち前のキープ力を利してタイミングを見計らい、走り込んだ鎌田へラストパス。鎌田とは感性が合っているね。87分にはコーナーキックの流れから、自慢の左足でゴールに叩き込んだ。
決定的な仕事のほか、守備でも貢献していたね。森保監督は一貫して1対1の守備を選手選考の基準にしている。どんなに攻撃力が素晴らしくても、守備が一定のレベルに達しなければ主軸にはなれない。
今回の久保は、相手に攻められればしっかりと自陣に戻るなど、ディフェンスも精力的でアピールできた。攻守の両局面でスーパーだったね。成長を感じたし、スペインのレアル・ソシエダで積み上げてきたものを感じたよ。
日本はこの勝利で、世界最速でワールドカップ出場を決めた。1996年のアトランタ五輪で28年ぶりのオリンピック出場を果たし、2年後のフランス・ワールドカップで世界の祭典に初めて出場した。
以降は難しい状況もあったなかで、ワールドカップに連続で出続けている。そうやって次世代に繋げてきた成果だと思う。