現地時間３月８日に開催されるプレミアリーグ第28節で、遠藤航を擁する首位のリバプールは、菅原由勢が所属する最下位のサウサンプトンを本拠地アンフィールドに迎える。日本代表対決としても注目が集まるこの一戦を前に、アルネ・スロット監督が会見に出席した。クラブ公式サイトが発言を伝えている。

　１試合消化が多い自分たちが、20勝７分１敗で勝点67なのに対し、サウサンプトンは２勝３分22敗で勝点９。両者の差は58ポイントもあるが、当然、スロット監督に油断はない。

　今季に就任したオランダ人指揮官は、11日のパリ・サンジェルマン戦（チャンピオンズリーグ・ラウンド16第２レグ）、16日のニューカッスル戦（リーグカップ決勝）と合わせ、「我々は３つのファイナルを戦う」と主張。そのうえで、共に戦うサポーターに要望を出した。

「キックオフの５分前にスタジアムに入ってくるのではなく、30分前にはすでにスタジアムが完全に埋まっていて、選手たちがパリで懸命に働いた（敵地での第１レグで１－０で勝利）報いを受けるよう願っている。彼らは素晴らしい歌を持っている。時々SNSを開くと、ルチョ（ルイス・ディアス）やフィルジル（・ファン・ダイク）、マッカ（アレクシス・マカリステル）の曲が目に入る。彼らは本当にクリエイティブだ。明日の試合前に聞いてみよう」
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　35％のポゼッション率に留まり、自分たちの２本に対して、28本ものシュートを浴びながら、見事に接戦を制した敵地でのパリSG戦から中２日。過密日程が続くなか、遠藤ら途中出場でインパクトを残している選手のスタメン抜擢はあるのか。

　報道陣から「パリSG戦が選手たちを精神的に消耗させた？」と問われ、スロット監督はこう答えた。

「測定するのは難しいが、タッチラインにいる時にも感じる部分だ。それは間違いなく考慮しないとね。ボールポゼッションが70％とわずか30％の時では違う。相手がボールをずっと持っていたら、自分が持っている時ほど良い気分にはなれない。それにもちろん、３か月も４か月も休みがなければ、その点も考慮に入れなければならない」

　指揮官曰く、サウサンプトン戦も「決勝」ではあるものの、より長期的な視野を持ち、ベストな戦いを続けるために、多少はメンバーを入れ替えるのか。遠藤がスタメンに名を連ねれば、今季のプレミアリーグでは初先発だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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