サッカーは個人ではなくチームスポーツ
2月開催のSheBelieves Cup(以下、シービリーブスカップ)で初優勝を飾ったなでしこジャパン。ニルス・ニールセン新体制下で最高の船出となったが、このタイミングで推奨スタメンを考えてみた。判断基準はあくまで“今”である。
システムはアメリカ戦で採用した4-2-3-1。ポゼッション主体のサッカーで戦術の絶対軸は長谷川唯だ。シービリーブスカップのオーストラリア戦、アメリカ戦でゲームメイクしつつ、複数の得点に絡んだパフォーマンスから分かるとおり、彼女を外す理由は見当たらない。
【画像】強豪アメリカを破った日本女子代表招集メンバーを一挙紹介!
またシービリーブスカップでの活躍を見るかぎり、4得点・3アシストで大会MVPに輝いたCF田中美南、左サイドバックとして抜群の貢献度を示した北川ひかる、安定していたGK山下杏也加も確定。田中との連係を考えれば、オーストラリア戦で彼女とともに美しいゴールを演出した藤野あおば、浜野まいかもスタメンに入れたい。
CBのひとりは古賀塔子。19歳ながらも落ち着きがあり、足もとの技術もある彼女を最終ラインの軸にしたい。CBのもうひとりは味方のセットプレーで得点源になれる南萌華。ビルドアップでの貢献度に疑問符も、1対1での守備力を買っての選出だ(そもそもCBは強化ポイントと考えている。他に人材がいれば)。
システムはアメリカ戦で採用した4-2-3-1。ポゼッション主体のサッカーで戦術の絶対軸は長谷川唯だ。シービリーブスカップのオーストラリア戦、アメリカ戦でゲームメイクしつつ、複数の得点に絡んだパフォーマンスから分かるとおり、彼女を外す理由は見当たらない。
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またシービリーブスカップでの活躍を見るかぎり、4得点・3アシストで大会MVPに輝いたCF田中美南、左サイドバックとして抜群の貢献度を示した北川ひかる、安定していたGK山下杏也加も確定。田中との連係を考えれば、オーストラリア戦で彼女とともに美しいゴールを演出した藤野あおば、浜野まいかもスタメンに入れたい。
CBのひとりは古賀塔子。19歳ながらも落ち着きがあり、足もとの技術もある彼女を最終ラインの軸にしたい。CBのもうひとりは味方のセットプレーで得点源になれる南萌華。ビルドアップでの貢献度に疑問符も、1対1での守備力を買っての選出だ(そもそもCBは強化ポイントと考えている。他に人材がいれば)。
中盤の構成はまず、長谷川と「すごく良い関係にある」(北川)という籾木結花をトップ下に起用。そしてボランチには状況判断に優れた長野風花を置いた。アメリカ戦で日本に安定感をもたらした一因は、この3人の連係にあったように映った。
「なぜ谷川を入れないんだ」との声があるのは承知しているが、サッカーは個人ではなくチームスポーツ。ユニットとして誰と誰を組み合わせれば力を発揮できるか、その点を重視して中盤は長谷川、籾木、長野の3人にした。長野は目立たないものの、オフ・ザ・ボールでのポジショニング、ボールの出し入れに確かなセンスがある。
谷川はいざという時の切り札、いわば”伝家の宝刀”だ。先発出場したコロンビア戦でもトータル的な活躍はそこまでではなく、試合を通しての安定感は長谷川を下回る。スポットとしての起用が現状ではベストかもしれない。
もっとも悩んだのは右サイドバック。シービリーブスカップでの?橋はな、守屋都弥の出来には疑問を抱いており、ここを改善しないとさらなる進化はないのではと勝手ながら思う。将来的には清水梨紗なのだろうが、あくまで基準は“今”である。そこで思いついたのは、宮澤ひなたのサイドバックだ。
マンチェスター・ユナイテッドに移籍以降、守備センスが磨かれ、シービリーブスカップでは対人の強さを示した。フィジカル的な強さを備え、インテリジェンスに優れた彼女ならと、そんな考えに至った。池田太監督の下でもサイドバックをやった経験があるし、決して非現実的な選択肢ではない。
何を言っているんだ、谷川をスタメンで使え、そうした批判は構わない。ベストを選んでいるわけではなく、“推奨”である。ひとつの意見として提案したまでだ。
個人的にはテクニシャンの遠藤純がニールセン監督の下でどう起用されるかは今後の見どころのひとつ。それはそれで楽しみのひとつとしてとっておこう。
文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
【動画】籾木結花の先制弾、古賀塔子の勝ち越し弾
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「なぜ谷川を入れないんだ」との声があるのは承知しているが、サッカーは個人ではなくチームスポーツ。ユニットとして誰と誰を組み合わせれば力を発揮できるか、その点を重視して中盤は長谷川、籾木、長野の3人にした。長野は目立たないものの、オフ・ザ・ボールでのポジショニング、ボールの出し入れに確かなセンスがある。
谷川はいざという時の切り札、いわば”伝家の宝刀”だ。先発出場したコロンビア戦でもトータル的な活躍はそこまでではなく、試合を通しての安定感は長谷川を下回る。スポットとしての起用が現状ではベストかもしれない。
もっとも悩んだのは右サイドバック。シービリーブスカップでの?橋はな、守屋都弥の出来には疑問を抱いており、ここを改善しないとさらなる進化はないのではと勝手ながら思う。将来的には清水梨紗なのだろうが、あくまで基準は“今”である。そこで思いついたのは、宮澤ひなたのサイドバックだ。
マンチェスター・ユナイテッドに移籍以降、守備センスが磨かれ、シービリーブスカップでは対人の強さを示した。フィジカル的な強さを備え、インテリジェンスに優れた彼女ならと、そんな考えに至った。池田太監督の下でもサイドバックをやった経験があるし、決して非現実的な選択肢ではない。
何を言っているんだ、谷川をスタメンで使え、そうした批判は構わない。ベストを選んでいるわけではなく、“推奨”である。ひとつの意見として提案したまでだ。
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