ブライトンの三笘薫は、直近の試合でゴラッソを決めるなど活躍中だ。改めて注目度は高まっており、夏の去就をめぐる報道も相次いでいる。関心を寄せているクラブのひとつと言われるのが、三笘がスーパーゴールを決めた相手でもあるチェルシーだ。
【動画】三笘薫が超絶トラップから衝撃のスーパーゴール
　ただ、かつてマンチェスター・ユナイテッドなどでチーフスカウトを務めたミック・ブラウンは、ブライトンが日本代表アタッカーを手放すとは限らないと強調した。

　ブラウンは『Football Insider』で「ブライトンは彼の放出に関心がない」と述べている。

「彼は彼らにとってキープレーヤーだ。そして彼らがキープレーヤーたちをどれだけ高く評価するかは見てきたとおりだよ。放出を考えさせるには巨額のオファーが必要だろう」

　また、ブラウンは「でも、彼らは彼にいくつか懸念を抱いていると思う」と、チェルシーがまだ三笘の力を見極めるべきとの見解を示した。

「ベストの調子なら、彼は破壊的になれる。相手を引き裂き、フィニッシュもある。だが、まったく試合に影響を及ぼせない時期もあるだろう。今は再び浮上してきて、みんながまた話題にしている」

「調子の浮き沈みがあるウインガーはたくさんいる。何も彼に反しているわけじゃない。だが、チェルシーは彼の平均レベルがどれくらいかを決めなければならない。トップレベルのときの彼なら素晴らしいだろう。だが大事なのは、それを彼が毎週できるかどうかだ」
 

　そのうえで、ブラウンは「彼らがどんな決断を下そうが、彼の未来はブライトンの手中にある。契約下にあるからね」と、改めてブライトンの意向次第と強調している。

「私は彼がクラブで幸せだと聞いている。何とかして移籍を狙おうとするタイプだと思わない。そしてブライトンは彼の残留を望んでいる。だから、チェルシーが関心を寄せても、その点で彼らにできることはあまりないかもしれない」

　ブライトンとの契約は2027年までだ。来季に向け、５月で28歳となる三笘は、後をどのように見据えているのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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