世界的な強豪相手に大きなインパクトを残したことは確かなようだ。

　セルティックで好調の前田大然は、その注目度を高めている。なかでもチャンピオンズリーグでの活躍は、超名門クラブの選手たちも驚かせたようだ。

　チームメイトのキャメロン・カーター＝ヴィッカーズによると、バイエルンの選手たちがチャンピオンズリーグのプレーオフで対戦した前田のプレーを話題にしていたという。トッテナムで共闘した現バイエルンのエリック・ダイアーから聞いたそうだ。

　英紙『Daily Mail』によれば、カーター＝ヴィッカーズは「クレイジーだよ。バイエルン戦の試合後にダイアーと話したんだけど、第１レグが終わってからバイエルンの全選手が彼について話していたと言っていた」と述べた。

「走りっぷりや、どれだけのエネルギーを試合で出しているかについてだ。信じられないよ。第１レグ終了後にロッカールームで走りに関するスタッツをもらったという。そこでみんなが話題にしたのが、彼（前田）のハイスピードでの走行距離だったそうだ」
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　今季絶好調の前田について、カーター＝ヴィッカーズは「働きぶりが素晴らしい。DFたちを上回り、常に動いていて、とらえるのが難しい。彼は脅威だよ」と称賛。古橋亨梧の退団により、中央でプレーするようになったことについても、「彼はインテリジェントな選手だ」と信頼を寄せている。

「ウィングでも中央でもやれると知っている。日本代表では中央もやっていたし、ノウハウがあるのは間違いない。僕はあまり驚いていないよ。（前田は技術的に改善したか問われ）改善とは言わないかな。今の彼がピークにあるのは間違いない。フィットネス的なことかどうかは分からないな」

「僕らはみんな、ハイスピードでの走行やスプリント距離に関するスタッツをもらうけど、彼はいつもトップなんだ。走力や能力という点で、肉体的にあれほどのレベルの選手がチームにいるか分からない。もともと彼に備わっている唯一無二のものだ。あれだけハードワークする選手を見れば、自分もシフトを入れたくなるのは間違いないね」

　スコットランドに渡って３年、前田はセルティックで充実しているようだ。キャメロン＝ヴィッカーズは「ここに来たときから、彼の英語はうまくなっているよ」と明かした。

「おもしろい人なんだ。物静かだけど面白い。ちょっといたずら好きなんだよ。ほんのちょっとしたことだけどね。必ずしもたくさん話すわけじゃない。ちょっとした笑いが好きなのは間違いないね」

　今季の公式戦で25ゴールと自己ベストを更新した前田。さらなる飛躍が楽しみだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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