前体制下ではミスが目についたが
2025年2月20日(現地時間)に開催されたSheBelieves Cupでなでしこジャパンがオーストラリア女子代表に4-0と快勝した。ニールセン監督の初陣となった試合ではボールポゼッションとサイドアタックを意識したサッカーを披露。ほぼ一方的な展開で、かなりポジティブな印象を残した。
この日のなでしこジャパンはアンカー配置の4-3-3システムを採用。スタメンは、GKが山下杏也加、4バックは高橋はな、南萌華、古賀塔子、北川ひかる、アンカーは熊谷紗希で、インサイドハーフが長野風花と長谷川唯、3トップが藤野あおば、田中美南、浜野まいかだった。
2ゴールの田中をはじめ、ゲームメイクが光った長谷川、攻守に貢献した北川あたりの活躍が目を引いたが、良い意味で目立たなかったのがアンカーの熊谷だ。
組み立て時に致命的なミスはなく、守備時には少し引き気味のポジショニングでピンチの芽を摘む。黒子的な役割を全うして、完封勝利に寄与したのだ。
【動画】新生なでしこ初陣で田中が圧巻2発!
この日のなでしこジャパンはアンカー配置の4-3-3システムを採用。スタメンは、GKが山下杏也加、4バックは高橋はな、南萌華、古賀塔子、北川ひかる、アンカーは熊谷紗希で、インサイドハーフが長野風花と長谷川唯、3トップが藤野あおば、田中美南、浜野まいかだった。
2ゴールの田中をはじめ、ゲームメイクが光った長谷川、攻守に貢献した北川あたりの活躍が目を引いたが、良い意味で目立たなかったのがアンカーの熊谷だ。
組み立て時に致命的なミスはなく、守備時には少し引き気味のポジショニングでピンチの芽を摘む。黒子的な役割を全うして、完封勝利に寄与したのだ。
【動画】新生なでしこ初陣で田中が圧巻2発!
ここで触れておきたいのは、両インサイドハーフの長野と長谷川の気の利いたサポートである。最終ラインからボールを引き出す際もこの2人がパスコースを作るなどして“熊谷に依存しない形”を生み出した。中盤3枚が流動的にポジションを取りつつ、左サイドバックの北川がタイミングの良いオーバーラップで厚みを加えたおかげで、相手のマークをずらすことができたのだろう。
池田太体制下ではミスが目についたアンカー熊谷が”まるで別人”のようにオーストラリア戦で健在ぶりをアピールした事実は見逃せない。一方で及第点に届かなかったのが右サイドバックの高橋か。トラップ時のボールの置きどころ、クロスの質、パスのタイミングは北川のそれよりも見劣りした印象だった。とはいえ、新体制は発足したばかり。ここから改善していけばいい話である。
この日のオーストラリアには怖さがなかったので、なでしこジャパンが強いのかは正直、分からない。続くコロンビア戦、アメリカ戦の結果を踏まえて評価しないと、チームの現在地は見えてこないだろう。残り2試合、熊谷がアンカーで起用されたとして、そこで通用するかも見どころになりそうだ。
文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
【記事】「絶対バロンドール獲ると思う」衝撃の3人抜きアシストに豪快ミドル弾! バイエルン谷川萌々子の大活躍にファン驚嘆「スピード感が男子サッカー」「ブッフォンでも止められない」
【画像】ニールセン新監督の初陣となる“SheBelieves Cup”! 強豪国との連戦に挑む日本女子代表招集メンバーを一挙紹介!
池田太体制下ではミスが目についたアンカー熊谷が”まるで別人”のようにオーストラリア戦で健在ぶりをアピールした事実は見逃せない。一方で及第点に届かなかったのが右サイドバックの高橋か。トラップ時のボールの置きどころ、クロスの質、パスのタイミングは北川のそれよりも見劣りした印象だった。とはいえ、新体制は発足したばかり。ここから改善していけばいい話である。
この日のオーストラリアには怖さがなかったので、なでしこジャパンが強いのかは正直、分からない。続くコロンビア戦、アメリカ戦の結果を踏まえて評価しないと、チームの現在地は見えてこないだろう。残り2試合、熊谷がアンカーで起用されたとして、そこで通用するかも見どころになりそうだ。
文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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