「あの日を忘れたことはない」
2月16日、清水エスパルスはJ1の開幕節で東京ヴェルディと国立競技場で対戦。1-0で勝利した。
国立競技場での、この対戦カードで思い出されるのは、2年前の2023年12月2日のJ1昇格プレーオフだ。当時、J2のレギュラーシーズンを3位で終えた東京Vと、4位で終えた清水による激闘は、1-1で終幕。引き分けの場合は年間順位が上位のクラブを勝者とするレギュレーションのため、清水は無念の“J2残留”となった。
「あの日を忘れたことはない」
リベンジを誓い、並々ならぬ想いを持って25年のJ1開幕戦のピッチに立ったのが、主将の北川航也だ。
2年前の国立決戦で、北川はチームが1-0とリードしていた83分から途中出場。ただし、後に本人が「何もできなかった」と振り返るように、追加点を奪えず、“敗戦”の悔しさをピッチで味わった。
【動画】清水を勝利へ導く北川航也の一撃!
国立競技場での、この対戦カードで思い出されるのは、2年前の2023年12月2日のJ1昇格プレーオフだ。当時、J2のレギュラーシーズンを3位で終えた東京Vと、4位で終えた清水による激闘は、1-1で終幕。引き分けの場合は年間順位が上位のクラブを勝者とするレギュレーションのため、清水は無念の“J2残留”となった。
「あの日を忘れたことはない」
リベンジを誓い、並々ならぬ想いを持って25年のJ1開幕戦のピッチに立ったのが、主将の北川航也だ。
2年前の国立決戦で、北川はチームが1-0とリードしていた83分から途中出場。ただし、後に本人が「何もできなかった」と振り返るように、追加点を奪えず、“敗戦”の悔しさをピッチで味わった。
【動画】清水を勝利へ導く北川航也の一撃!
熱い想いはゴールという形で結実した。右サイドで敵の最終ラインの背後を取ったSB高木践のもとに、CB蓮川壮大がピンポイントのフィードを供給。高木が折り返すと、中央で待ち構えていた北川が頭で叩き込み、値千金の先制点を挙げた。
この一撃が決勝点となり、清水はリベンジに成功。大きな意味を持つ殊勲弾をマークした北川は、得点シーンを回想しつつ、こう語る。
「ゴールシーンは関わった選手の良さが出た形でした。蓮川選手の攻撃面の能力はいつもチームの力になっているし、高木選手も運動量や器用さ、ダイナミズムを出してくれた。自分はフォワードとしているべき場所にいて、しっかりと決めきる。3人の武器を発揮して得点が生まれて良かったです。
起用に結果で応えることができたという意味でも、ホッとしています。自分はプレシーズンで結果を残せていなかった一方、アフメド(・アフメドフ)や(ドウグラス・)タンキが好調だったなかで、自分を選んでもらった。ふざけたプレーはできないと思ってピッチに立ったので、そんな思いが結果につながって良かった。
また、今日の勝利は23年のリベンジという意味もあります。あの悔しさ、サポーターへの申し訳なさは勝つことでしか晴らせない。勝つことができて安心しているとともに、これから始まる厳しい戦いに準備していきたいです」
開幕戦の勝利をもって、チームとしても、北川個人としても、2年前のトラウマ払拭となったはずだ。東京V戦のゴールを皮切りに、23番はどんな活躍を見せるのか。J1で13得点を挙げた18年シーズン以上の数字も期待したいところだ。
取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
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この一撃が決勝点となり、清水はリベンジに成功。大きな意味を持つ殊勲弾をマークした北川は、得点シーンを回想しつつ、こう語る。
「ゴールシーンは関わった選手の良さが出た形でした。蓮川選手の攻撃面の能力はいつもチームの力になっているし、高木選手も運動量や器用さ、ダイナミズムを出してくれた。自分はフォワードとしているべき場所にいて、しっかりと決めきる。3人の武器を発揮して得点が生まれて良かったです。
起用に結果で応えることができたという意味でも、ホッとしています。自分はプレシーズンで結果を残せていなかった一方、アフメド(・アフメドフ)や(ドウグラス・)タンキが好調だったなかで、自分を選んでもらった。ふざけたプレーはできないと思ってピッチに立ったので、そんな思いが結果につながって良かった。
また、今日の勝利は23年のリベンジという意味もあります。あの悔しさ、サポーターへの申し訳なさは勝つことでしか晴らせない。勝つことができて安心しているとともに、これから始まる厳しい戦いに準備していきたいです」
開幕戦の勝利をもって、チームとしても、北川個人としても、2年前のトラウマ払拭となったはずだ。東京V戦のゴールを皮切りに、23番はどんな活躍を見せるのか。J1で13得点を挙げた18年シーズン以上の数字も期待したいところだ。
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