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良いものは良い、ダメなものはダメ、その基準は? 06年ドイツW杯で惨敗。茂庭照幸が語る“最強”ジーコジャパンに足りなかったもの「本気でぶつかり合って、一つのものを作る感じではなかったかも」

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2025年02月02日

「やっぱり、世界は甘くない。それに尽きる」

最後のブラジル戦は1-4敗戦。ジーコジャパンはドイツW杯で1勝もできず大会を去った。写真:滝川敏之

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 2006年のドイツ・ワールドカップ。ジーコ監督が率いる日本代表は世界の大舞台に3大会連続3度目の出場を果たし、メンバーには中田英寿、中村俊輔、小野伸二、稲本潤一、中澤佑二、宮本恒靖、川口能活ら錚々たるタレントがいた。

 期待は高まったが、結果はグループステージ敗退。初戦はオーストラリアに1-3で逆転負け、続くクロアチア戦は0-0のドロー、最後はブラジルに1-4で敗れた。

 無念の結果に終わったジーコジャパンに追加招集され、豪州戦に途中出場した茂庭照幸氏が、鈴木啓太氏のYouTubeチャンネルで当時のチームを振り返った。

 鈴木氏が「最強だと言われていた日本代表。予選は星取り表を見ても(ベスト16には)行くだろうと思っていたんですけど、あのチームに足りなかったものは?」と質問。茂庭氏は「ピッチ内が仲良かった気がする」と答え、こう続ける。

「ダメなものはダメって言い合えるかと言ったら、そうではなかったんじゃないのかなとは思う。選手に主体的にやらせる感じだったから、細かい戦術の落とし込みというよりも、こういう戦い方をするよ、みたいな。メンバーがこうだからこうなるよね、みたいな流れだった」
【動画】茂庭照幸が語るドイツW杯
 チームとしての確固たる指針よりも“選手ありき”で方向性が決まる。

「そうなると、選ばれた選手のサッカーのスタイルがあって、同じプレーをするか? といったら、しないじゃん。っていうと、戦い方が人によって変わってくるのかな。じゃあ、その時に、良いものは良い、ダメなものはダメ、その基準って何なのが、もしかしたら人それぞれ。本気でぶつかり合って、一つのものを作るっていう感じではなかったかもしれない」

 鈴木氏が「自由って言われると、好きなことができそうだな、と思うけど、基準が揃わないとチーム作りとして(うまくいかない)」と言えば、茂庭氏も「そうだね」とうなずく。W杯の舞台に立って得られたことを問われれば「やっぱり、世界は甘くない。それに尽きるでしょ」としみじみと語った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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