悪天候のため予定の45分×4本の半分もできずに終了
2025シーズンの清水エスパルスは3年ぶりにJ1を戦う。鹿児島キャンプの総仕上げとなるジュビロ磐田との“静岡ダービー”を終えた秋葉忠宏監督は、「非常に色んなことが試せましたし、色んなことがポジティブに最終日までこれたので、実りのある素晴らしいキャンプになっている」と満面の笑みで語った。
悪天候の中で行なわれた磐田戦は、2本目の7分ほどで雷のために試合が止まり、予定の45分×4本の半分もできなかった。1・2本目でファーストセット、3・4本目でセカンドセットを試すのが通常で、この日の清水も現時点で秋葉監督が主力と考えるメンバーで臨んだと見受けられる。
序盤こそ磐田にボールを握られたものの、何回かのピンチを耐えながら守備を修正して、巻き返しながらFWドウグラス・タンキの2得点で、2-0とリードしたところで、試合は中断となった。
「もちろん、残念でしたけど、お天道様の天候だけは我々の力が及ぶところではないので。非常に残念ではありますけれど、無事に終われたということを考えると、怪我人だとか不測の事態がなく、無事にキャンプを打ち上げられて良かった」
そう語る秋葉監督は本音を言うと、90分の試合を想定した2本目の終盤に、相手が反撃してきたところで選手たちがどう対応して、特に残り15分、10分を戦い抜くかをチェックしたかったという。
悪天候の中で行なわれた磐田戦は、2本目の7分ほどで雷のために試合が止まり、予定の45分×4本の半分もできなかった。1・2本目でファーストセット、3・4本目でセカンドセットを試すのが通常で、この日の清水も現時点で秋葉監督が主力と考えるメンバーで臨んだと見受けられる。
序盤こそ磐田にボールを握られたものの、何回かのピンチを耐えながら守備を修正して、巻き返しながらFWドウグラス・タンキの2得点で、2-0とリードしたところで、試合は中断となった。
「もちろん、残念でしたけど、お天道様の天候だけは我々の力が及ぶところではないので。非常に残念ではありますけれど、無事に終われたということを考えると、怪我人だとか不測の事態がなく、無事にキャンプを打ち上げられて良かった」
そう語る秋葉監督は本音を言うと、90分の試合を想定した2本目の終盤に、相手が反撃してきたところで選手たちがどう対応して、特に残り15分、10分を戦い抜くかをチェックしたかったという。
それでも新戦力である右サイドハーフの中原輝、左のカピシャーバが攻守に躍動し、センターバックから右サイドバックにコンバートされた大卒2年目の高木践が相手のキーマンである倍井謙と熱いマッチアップを繰り広げながら、乾貴士を起点に、D・タンキの2点目を右からのクロスでアシストするなど、ポジティブな要素が非常に多く見られた。
J2では良くも悪くも、乾が個人で違いを生み出すことで、周りのアタッカーが前向きにフィニッシュできたが、それだけで突き破れるほどJ1のディフェンスは甘くない。さらに言えば10番ポジションの乾が、できるだけ高い位置でチャンスに絡むシーンを多く作り出すためにも、ビルドアップやチャンスメイクでのサイドの関わりや、ボランチのお膳立てが大事になってくる。
その基準でも、ジョン・ハッチンソン新監督がハイプレスを植え付けている磐田を相手に、最終ラインとボランチ、キャプテンマークを巻いた山原怜音が相手の守備をいなしながら、縦にボールを付ける意識が見られたことはポジティブだ。
特に前線に構えるD・タンキと左サイドのカピシャーバは長めのボールでも収まるので、ビルドアップで相手を完全に外さなくても、前目で起点を作れることを実戦レベルで確認できたことは収穫だろう。
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J2では良くも悪くも、乾が個人で違いを生み出すことで、周りのアタッカーが前向きにフィニッシュできたが、それだけで突き破れるほどJ1のディフェンスは甘くない。さらに言えば10番ポジションの乾が、できるだけ高い位置でチャンスに絡むシーンを多く作り出すためにも、ビルドアップやチャンスメイクでのサイドの関わりや、ボランチのお膳立てが大事になってくる。
その基準でも、ジョン・ハッチンソン新監督がハイプレスを植え付けている磐田を相手に、最終ラインとボランチ、キャプテンマークを巻いた山原怜音が相手の守備をいなしながら、縦にボールを付ける意識が見られたことはポジティブだ。
特に前線に構えるD・タンキと左サイドのカピシャーバは長めのボールでも収まるので、ビルドアップで相手を完全に外さなくても、前目で起点を作れることを実戦レベルで確認できたことは収穫だろう。
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