セルティックは去就が取り沙汰されている古橋亨梧を放出すべきなのか。見解は様々だろう。確かなのは、欧州での躍進を目ざすなかで、164試合で85ゴールを挙げている絶対的エースを手放すのは賭けになるということだ。

　MLSによるアトランタ・ユナイテッド加入の“誤発表”や、レンヌからの関心が噂になった古橋。アンジェ・ポステコグルー政権時と比べ、ブレンダン・ロジャーズ監督の下ではフィットしていないとの声も根強く、移籍をめぐる騒ぎが続いている。

　だが、チェルシー育ちで、宿敵レンジャーズのOBでもあるビリー・ドッズは、かつてのライバルがチャンピオンズリーグで決勝トーナメント進出を競うプレーオフへの切符を手にしかけているなか、日本代表FWを失うのは理に敵わないという。

　セルティック専門サイト『67 HAIL HAIL』によると、元スコットランド代表FWは『The Warm-Up』で「今、彼らが取引をしたら不思議なことだろう」と述べている。

「関心があるかもしれないということは分かっている。だが、一蹴して、とにかく彼を集中させ、シーズンが終わってから彼が望むようにさせることもできる」

「チャンピオンズリーグがあるなかで、セルティックが彼を手放したら、不思議なことだろう。チャンピオンズリーグでこれほどうまくやっているときに、変えることでギャンブルに出るなんて…今の彼らが見据えているのはチャンピオンズリーグなのだから」

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　コメントを紹介した67 HAIL HAILは、「セルティックが別のCFを獲得できれば、キョウゴのプレッシャーを軽減させられるだろう。彼はポステコグルー時代と比べられ、以前ほど活発できはないようだが、それでも重要なゴールを決めていることは変わらない」と伝えた。

「キョウゴが続けるのを見られたら素晴らしいことだろう。特に、セルティックでの通算100点目に近づいているだけになおさらだ」

　グラスゴーの地でサポーターからも愛される古橋。30歳になったストライカーは、キャリアのこれからをどう見据えているのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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