マンチェスター・シティのイングランド代表DFカイル・ウォーカーの獲得に近づくミランがさらなる補強に動いている。

　現在クラブが最優先の補強ポジションと考えているのがCFで、有力な候補に挙がっているのが、上田綺世が所属するフェイエノールトのサンティアゴ・ヒメネスだ。

　23歳のメキシコダ代表FWは昨シーズンにエールディビジで30試合に出場して23ゴール、今シーズンも怪我での離脱がありながら11試合７ゴールの成績を残すチームの絶対的エースで、複数のメガクラブが関心を寄せている。

　ミランは24年夏にもヒメネスの獲得に動いていて、本人もESPNのインタビューで「現実的な存在だった」と移籍が近づいたことを明かしているが、移籍金の問題などで成立せず。代わりにローマからタミー・エイブラハムをレンタルしている。
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　現地メディア『La Gazzetta dello Sport』によると、フェイエノールトは移籍金4000万ユーロ（約66億円）を要求していると報道。しかし、クラブのシニアアドバイザー、ズラタン・イブラヒモビッチはじめ経営陣はイタリア国籍を保有し、ミラン行きに前向きな本人の意向を踏まえ、獲得に動いているという。

　高額な移籍金などで、交渉は難航が予想されているが同紙によるとすでにガラタサライからオファーがあったストラヒニャ・パブロビッチなどを売却することで移籍金を捻出し、本格的にアプローチをかけるとのことだ。
　
　ミランは現在リーグ８位と調子が上がっていないが、その要因の１つが決定力不足だろう。

　ここまでのゴール期待値は33.1とリーグ３位なのに対し、実際の得点数は29とリーグ８位。ゴール期待値を実際の得点数を下回っているチームはトップ10ではミランのみとなっている。

　この決定力不足を解決する切り札の獲得なるか。ミランのメルカートの動きに注目だ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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