ベルギー1部のヘントから移籍市場が閉まるギリギリでレンタル移籍で加入したMF横田大祐が、ドイツの古豪カイザースラウテルンで奮闘している。
9節で当時首位を走っていたパーダーボルンとのホームゲームで素晴らしいプレーの連続でチームを3-0勝利に導く活躍を見せると、そこから攻撃の起点として重要な役割を担っている。
チームも9節から15節まで5勝2分けと素晴らしい戦績で一気に上位争いに食い込んでいる。昨季は13位で2部へ残ることができたものの、1シーズンで監督を4人交代するなど最後まで苦戦が続いた。それだけにファンは今季も厳しい残留争いが待ち受けていそうだと話していた。そんなクラブが快進撃を見せているのだから驚かされる。
17節、昇格争いをしているケルンとの直接対決で10試合連続スタメン出場となった横田は、最初のプレーでいきなり切れ味鋭いターンで相手のマークを外してチャンスメイク。6分、右サイドでクイックな身のこなしとボールコントロールで相手DFを外してボールをもらうと、飛び込んできた次の相手をさらりとかわしてさらに進む。3人目のDFが寄せてくる前に反対サイドフリーの味方へ好パスを通してみせた。
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「自分経由でチャンスができている自負はある」ドイツの古豪で奮闘する日本人MFが語った手応え。躍進の原動力となるも「正直、もっと打ちたい」【現地発コラム】
カテゴリ:海外日本人
2025年01月17日
9節から15節まで5勝2分け
さらに15分、右サイドでボールを持つと、左足でふわっと浮かせて相手DFの頭上を越えたパスで、オーバーラップしてきた味方へ見事なループパスを通した。どちらのチャンスも味方が決めきれず得点とはならなかったが、華麗なプレーにスタジアムのファンからは大歓声が送られていた。横田を経由すると攻撃がどんどんスピードアップしていく。
ただ優勢的に試合を運びながら、隙をつかれての失点を許し、終盤の猛攻もゴールには結び付かず、カイザースラウテルンはこの試合を0-1で落とした。ミックスゾーンに姿を現した24歳は悔しさを隠しきれない様子で、でも丁寧にこちらの質問に答えてくれた。
「絶対に勝つべき試合だったんで、普通に負けるよりショックの方が大きいかなというのが試合終わってすぐの感想ですね」
勝てば昇格圏で冬休みに入れただけに気合も相当入っていたことだろう。ただ試合内容すべてを悲観するものでもなかった。
「チャンスは作れてましたし、今日も前半は絶対にリードして折り返すべき展開だったと思う。そこをつきつめていくだけかなと。(試合)内容自体は相手よりいいサッカーだったと思うので。ケルンはこのリーグで上位に入るチーム。そこ相手にいい感じでチームとしてプレーできたのはよかったと思います」
ただ優勢的に試合を運びながら、隙をつかれての失点を許し、終盤の猛攻もゴールには結び付かず、カイザースラウテルンはこの試合を0-1で落とした。ミックスゾーンに姿を現した24歳は悔しさを隠しきれない様子で、でも丁寧にこちらの質問に答えてくれた。
「絶対に勝つべき試合だったんで、普通に負けるよりショックの方が大きいかなというのが試合終わってすぐの感想ですね」
勝てば昇格圏で冬休みに入れただけに気合も相当入っていたことだろう。ただ試合内容すべてを悲観するものでもなかった。
「チャンスは作れてましたし、今日も前半は絶対にリードして折り返すべき展開だったと思う。そこをつきつめていくだけかなと。(試合)内容自体は相手よりいいサッカーだったと思うので。ケルンはこのリーグで上位に入るチーム。そこ相手にいい感じでチームとしてプレーできたのはよかったと思います」