［高校選手権・決勝］前橋育英（群馬）１（９PK８）１流経大柏（千葉）／１月13日／国立競技場
１月13日に開催にされた第103回全国高校サッカー選手権の決勝で、前橋育英は流経大柏と対戦。１－１のまま延長戦を含む110分を終え、PK戦で９－８と勝利し、７年ぶり２度目の優勝を成し遂げた。
そのPK戦では、両チームとも７人目まで全員成功したなか、先攻の流経大柏の８人目をGK藤原優希がストップ。勝てば優勝という状況で登場したのが、キレキレのドリブルで注目を集めた２年生のMF白井誠也だった。
「小さい頃からPKが苦手で、不安な気持ちは本当に強かった。自分が蹴りに行った時に（山田耕介）監督の声とかが聞こえてきて、緊張してしまった」という白井は、大きく枠を外してしまう。
「本当にもうみんなに申し訳ない気持ちでいっぱいだった」とその場で伏して号泣した後輩に声を掛けたのが、３年生守護神だった。
【動画】壮絶な死闘となった選手権決勝
「小さい頃からPKが苦手」「本当に申し訳ない」“決めれば優勝”のPKを失敗。号泣した２年生スターを救った守護神の言葉「外したおかげで…」【選手権秘話】
カテゴリ：日本代表
2025年01月14日
「みんなに申し訳ない気持ちでいっぱいだった」
「藤原さんとかが声を掛けてくれて、もう一本止めるよと言ってくれたので、少し心が楽になった」
そしてその言葉通り、10人目をセーブ。「本当にありがとうという感謝の気持ちしかない」という白井に対し、藤原は「外したおかげで、自分の見せ場ができた」と返したという。
「優しい言葉を掛けてくれた。本当にいい先輩だなと思います」
渾身のPKセーブが、失意のニュースターを救ったのだった。
取材・文●江國森（サッカーダイジェストWeb編集部）
【記事】「10番が悪かったせい」まさかの早期交代に涙した流経大柏MF、敗戦の責任を背負い込む「チームに迷惑をかけ続けてしまった…」【選手権 決勝】
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そしてその言葉通り、10人目をセーブ。「本当にありがとうという感謝の気持ちしかない」という白井に対し、藤原は「外したおかげで、自分の見せ場ができた」と返したという。
「優しい言葉を掛けてくれた。本当にいい先輩だなと思います」
渾身のPKセーブが、失意のニュースターを救ったのだった。
取材・文●江國森（サッカーダイジェストWeb編集部）
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