シュートは1本のみで劣勢も、無失点でPK戦勝利! 東福岡が鍛え抜かれた“鉄壁守備”で旋風を巻き起こすか! 指揮官は「プレミアでは90分守ってますから」と自信【選手権】
カテゴリ:高校・ユース・その他
2025年01月04日
CBコンビの安定感
[高校選手権・準々決勝]東福岡(福岡)0(5PK4)0 静岡学園(静岡)/1月4日/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
東福岡は1月4日、選手権の準々決勝で静岡学園と対戦。80分間では決着つかず、0-0で突入したPK戦を5-4で制した福岡代表がベスト4進出を果たした。
試合は防戦一方の展開となった。技巧派集団の静岡学園にボールを保持されると、サイドを何度も突破され、そのサイドを警戒すれば、中央からボックス内に進入される。攻撃ではカウンターを狙っても相手の守備への切り替えが早く、なかなかシュートまで持ち込めなかった。
後半32分、左CKの流れからの佐藤宏耀のクロスに、ニアで競り勝った大坪聖央のヘディングシュートは惜しくもゴール右に外れる。これがファーストシュート。結局、シュートはその1本のみだった。
これだけ劣勢を強いられたなかでも無失点に抑えられたのは、大坪聖央と山禄涼平のセンターバックコンビを存在が大きい。静岡学園にアタッキングサードでボールを回されても、不用意につり出されることなく、ゴール前で適切なポジショニングをとってスペースを埋め、最終局面では相手の攻撃陣に自由を与えなかった。
もちろん最終ラインだけでなく、ボランチや前線の選手も足を止めることなく走り続け、身体を張った守備を披露。この組織的な守りでPKまで持ち込み、勝利を手繰り寄せたのだ。
【動画】激闘の末にPK戦で決着! 選手権準々決勝・東福岡vs静岡学園ハイライト!
東福岡は1月4日、選手権の準々決勝で静岡学園と対戦。80分間では決着つかず、0-0で突入したPK戦を5-4で制した福岡代表がベスト4進出を果たした。
試合は防戦一方の展開となった。技巧派集団の静岡学園にボールを保持されると、サイドを何度も突破され、そのサイドを警戒すれば、中央からボックス内に進入される。攻撃ではカウンターを狙っても相手の守備への切り替えが早く、なかなかシュートまで持ち込めなかった。
後半32分、左CKの流れからの佐藤宏耀のクロスに、ニアで競り勝った大坪聖央のヘディングシュートは惜しくもゴール右に外れる。これがファーストシュート。結局、シュートはその1本のみだった。
これだけ劣勢を強いられたなかでも無失点に抑えられたのは、大坪聖央と山禄涼平のセンターバックコンビを存在が大きい。静岡学園にアタッキングサードでボールを回されても、不用意につり出されることなく、ゴール前で適切なポジショニングをとってスペースを埋め、最終局面では相手の攻撃陣に自由を与えなかった。
もちろん最終ラインだけでなく、ボランチや前線の選手も足を止めることなく走り続け、身体を張った守備を披露。この組織的な守りでPKまで持ち込み、勝利を手繰り寄せたのだ。
【動画】激闘の末にPK戦で決着! 選手権準々決勝・東福岡vs静岡学園ハイライト!
平岡道浩監督も「今日は守備だけでした」と前置きしつつ、攻撃が機能しなかった要因をこう分析した。
「攻撃のプランは、ビルドアップも色々考えていたんですけど、全然うまくいかなかった。僕らが持ってるモノを出したんですけど、やっぱり相手の強度も高かったし、攻守の切り替えも早かったので、落ち着いてビルドアップする時間があまりなく、そのプランを実行することができませんでした」
狙いの攻撃が発揮できず、押し込まれる時間が長くとも、守り切れるのが今の東福岡の強さだ。指揮官は「(CBの大坪と山禄が)本当に素晴らしかった。ずっと素晴らしいんですけどね。(守備の)不安定さも随分なくなってきたので自信を持ってやっていると思います」と勝利の立役者となった守備者2人を絶賛した。
続けて、「プレミアでは90分守っていますから。そこはもう彼らも自信があるので、『(選手権は)80分だぞ』ってハーフタイムに言って、選手を送り出しました。それほど練習から積み上げてきていますので、クロスの対応も。今日は何本も上げられたんですけれど、しっかりポジションを取りながら弾き返してくれたなと思います」と語った。
どんな相手に対しても守り切れる自信が東福岡にはある。準決勝は11日に行なわれ、前橋育英(群馬)と対戦。次戦も自慢の守備で強敵を苦しめられるか、注目だ。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
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「攻撃のプランは、ビルドアップも色々考えていたんですけど、全然うまくいかなかった。僕らが持ってるモノを出したんですけど、やっぱり相手の強度も高かったし、攻守の切り替えも早かったので、落ち着いてビルドアップする時間があまりなく、そのプランを実行することができませんでした」
狙いの攻撃が発揮できず、押し込まれる時間が長くとも、守り切れるのが今の東福岡の強さだ。指揮官は「(CBの大坪と山禄が)本当に素晴らしかった。ずっと素晴らしいんですけどね。(守備の)不安定さも随分なくなってきたので自信を持ってやっていると思います」と勝利の立役者となった守備者2人を絶賛した。
続けて、「プレミアでは90分守っていますから。そこはもう彼らも自信があるので、『(選手権は)80分だぞ』ってハーフタイムに言って、選手を送り出しました。それほど練習から積み上げてきていますので、クロスの対応も。今日は何本も上げられたんですけれど、しっかりポジションを取りながら弾き返してくれたなと思います」と語った。
どんな相手に対しても守り切れる自信が東福岡にはある。準決勝は11日に行なわれ、前橋育英(群馬)と対戦。次戦も自慢の守備で強敵を苦しめられるか、注目だ。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
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