「楽しむタイプで、緊張もなかった」PK戦で東福岡の1番手を務めたDF山禄涼平は、相手GKのかく乱に全く動じず。練習の成果とは?【選手権】
カテゴリ:高校・ユース・その他
2024年12月30日
「試合と同じ緊張感を持ってやれていました」
[高校選手権・1回戦]東福岡(福岡)0(5PK3)0 尚志(福島)/12月29日/NACK5スタジアム大宮
12月29日に行なわれた第103回全国高校サッカー選手権の1回戦で、ともにプレミアリーグに所属する東福岡と尚志がNACK5スタジアム大宮で激突。互いに相手にゴールを許さない展開となった一戦は80分で決着がつかず、PK戦に突入した。
PK戦で先攻となったのが東福岡。1番目のキッカーを託されたのは、この試合でセンターバックを務めたDF山禄涼平だった。プレッシャーがかかるであろう場面で、思わぬ相手GKのかく乱が待っていた。
ボックス内で準備する山禄を前に、尚志のGK針生東はゴールライン上で胡坐をかき、満面の笑顔を見せる。相手の陽動作戦にも惑わされず、山禄は右足を振り抜いてきっちりとゴール左隅に突き刺してみせた。
試合後の取材に応じた山禄は、1番手に自ら立候補したことと、相手GKの駆け引きについての情報はなかったものの、全く動じなかったと振り返る。
「自分はそういうのを楽しむタイプなので、緊張もなかったです。いつも練習で(GKの)後藤(洸太)とPK練習をするので、別に緊張はないですし、逆にああいうのをしてくれて、自分も楽しめました」
蹴る前には自身も笑っていた。スポーツでは緊張を解くために意図的に表情を緩ませるケースもあるが、そうではなく、自然に表情が緩んだという。「外すわけはないので。狙ったところに蹴るだけでした」と胸を張る。
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12月29日に行なわれた第103回全国高校サッカー選手権の1回戦で、ともにプレミアリーグに所属する東福岡と尚志がNACK5スタジアム大宮で激突。互いに相手にゴールを許さない展開となった一戦は80分で決着がつかず、PK戦に突入した。
PK戦で先攻となったのが東福岡。1番目のキッカーを託されたのは、この試合でセンターバックを務めたDF山禄涼平だった。プレッシャーがかかるであろう場面で、思わぬ相手GKのかく乱が待っていた。
ボックス内で準備する山禄を前に、尚志のGK針生東はゴールライン上で胡坐をかき、満面の笑顔を見せる。相手の陽動作戦にも惑わされず、山禄は右足を振り抜いてきっちりとゴール左隅に突き刺してみせた。
試合後の取材に応じた山禄は、1番手に自ら立候補したことと、相手GKの駆け引きについての情報はなかったものの、全く動じなかったと振り返る。
「自分はそういうのを楽しむタイプなので、緊張もなかったです。いつも練習で(GKの)後藤(洸太)とPK練習をするので、別に緊張はないですし、逆にああいうのをしてくれて、自分も楽しめました」
蹴る前には自身も笑っていた。スポーツでは緊張を解くために意図的に表情を緩ませるケースもあるが、そうではなく、自然に表情が緩んだという。「外すわけはないので。狙ったところに蹴るだけでした」と胸を張る。
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その絶対的な自信は、日頃の練習が生み出している。東福岡の背番号5はPK戦のトレーニングを対戦方式で行なっていると明かす。
「試合と同じ緊張感を持ってやれていました。チームには負けず嫌いが多いので。みんな『負けたくない』とか、『外したら恥ずかしい』とか。そういう気持ちで、みんな蹴っていたと思います」
チームは、優秀なアタッカーを多く揃えていた尚志を無失点に封じ、福岡県予選から4試合連続の完封となった。ただ、センターバックの山禄は、シュート数で相手に上回られた点を反省する。
「スライディングでのチャレンジが得意ですけど、選手権という舞台で負けたら終わりというのが少しあって。リスクを犯さないプレーが多くなってしまいました」
自身の特長は、カバーリングの範囲とスピード、キックの質。特にカバーリングには自信があると力強く語る。
次戦は31日、2回戦で正智深谷と対戦。山禄は「舐めたり、逆にリスペクトしすぎたりすることもなく、いつも通り戦っていければいい」と見据えた。
取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)
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【厳選ショット】強豪同士の攻防戦は80分では決着つかず!PK戦までもつれた戦いは東福岡に軍配! |選手権1回戦 東福岡 0(PK5-3)0 尚志
「試合と同じ緊張感を持ってやれていました。チームには負けず嫌いが多いので。みんな『負けたくない』とか、『外したら恥ずかしい』とか。そういう気持ちで、みんな蹴っていたと思います」
チームは、優秀なアタッカーを多く揃えていた尚志を無失点に封じ、福岡県予選から4試合連続の完封となった。ただ、センターバックの山禄は、シュート数で相手に上回られた点を反省する。
「スライディングでのチャレンジが得意ですけど、選手権という舞台で負けたら終わりというのが少しあって。リスクを犯さないプレーが多くなってしまいました」
自身の特長は、カバーリングの範囲とスピード、キックの質。特にカバーリングには自信があると力強く語る。
次戦は31日、2回戦で正智深谷と対戦。山禄は「舐めたり、逆にリスペクトしすぎたりすることもなく、いつも通り戦っていければいい」と見据えた。
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