グループE1節
6月13日(月)/18:00(日本時間:25:00)/サンドニ
アイルランド×スウェーデン
主審:ミロラド・マジッチ(セルビア)
【注目ポイント】
●好タレントがひしめくサイドの主導権争い
●アイルランドのCBペア×怪物イブラヒモッチ
【試合展望】
故障を抱えて出場が危ぶまれていたアイルランドのブレイディ、ウォルターズ、マッカーシー、キーンがいずれも間に合ったのは朗報。キーン以外の3人は主軸中の主軸であり、揃って欠場していたらチーム力はそれこそ半減していたはず。
そのブレイディの起用法がひとつの焦点。2列目左サイドと左SBをこなすマルチで、左SBに置けばかなり攻撃的な布陣となる。スウェーデンの右サイドを担うラーション&ルスティグを攻略できるか。
直近の親善試合でウェールズに3-0の完勝を収めたスウェーデンでは、左サイドのフォシュベリが相変わらず好調だ。“右のベイル”ことコールマンとの主導権争いは見応えがあるはず。
予選では10試合で11得点を叩き出したイブラヒモビッチ。この“怪物”とマッチアップするアイルランドのCBペアは、オシェイが35歳、キーオが29歳。経験に裏打ちされた読みは鋭いが、イブラのパワーに対抗できるか疑問は拭えない。
攻撃的なスタイルを標榜し、厚みのある仕掛けを繰り返しながら、エースの爆発を待つスウェーデンに対し、アイルランドは堅守からサイドを使うカウンターアタックが生命線。そして、その硬質な攻めにアクセントを加えるのが、技巧派レフティーのフーラハンだ。このトップ下にいい形でボールを入れられるかが鍵となる。正確な左足を持つブレイディのセットプレーもポイント。
前評判ではスウェーデンが優位。だがアイルランドには、最後まで勝負を捨てない伝統のスピリットがある。FWロングは「最後まで戦い抜き、ピッチには何も残さない」と、意気込みを語っている。
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
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