• トップ
  • ニュース一覧
  • CKを蹴るプレミア得点王ケインにイングランド中が困惑……OBシアラーは「もし私なら――」

CKを蹴るプレミア得点王ケインにイングランド中が困惑……OBシアラーは「もし私なら――」

カテゴリ:国際大会

サッカーダイジェストWeb編集部

2016年06月12日

「そのうちケインはゴールキックも蹴ることになるのか」――

肝心のストライカーとしての仕事もパッとしなかったケイン。注目が集まるウェールズ戦ではどうなる!? 写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 6月11日(現地時間)、EURO2016のグループステージ初戦でロシアと対戦したイングランドは、後半にエリック・ダイアーのFKで先制するも、アディショナルタイムに同点ゴールを許し、勝点3を取り逃がしてしまった。
 
 試合後には双方のサポーター同士で暴力騒ぎが起こるなど、後味の悪い結末を迎えてしまったが、そのなかで多くの論争を引き起こしたのが、2015-16シーズンのプレミアリーグ得点王である純粋なストライカー、ハリー・ケインがCKのキッカーを務めたことだ。
 
 このロイ・ホジソン監督の判断に、多くのファンや有識者は困惑し、メディアやOBたちは異議を唱えている。
 
 イングランドのレジェンドで、EUROの歴代通算得点ランキングで2位につけているアラン・シアラーは、『BBC』の放送においてこれを「信じられない」とし、「もし私が監督から『CKを蹴ってくれ』といわれたなら、『他の誰かに任せてくれ』と言い返すだろう」と語っている。
 
 もっとも、ケインが蹴ることでCKからの得点機が倍増したというのなら、それは監督の英断とも言えるのだが、実際に彼が蹴った前半の7本のCKにおいて、フィニッシュまでに結び付いたのは1本だけだった(『Daily Mail』より)。
 
 シアラー以外にも多くのOBが「考えられない」と批判し、「ケインはそのうちゴールキックも蹴るようになるのか?」と皮肉るメディアも……。
 
 これらの声に対し、ホジソン監督は「ケインにCKを蹴らせたことについて、別に謝る必要はないと思っている。あの時点で、彼より良いキッカーはいなかった」(『THE SUN』より)と意に介していない様子である。
 
『BBC』も「ケインにベッカムの役割をさせるべきではない」と批判的であり、ウェールズ戦(16日)以降でも、188センチのストライカーがチャンスでコーナーアークに向かうことになるかが注目される。
【関連記事】
【イングランド 1-1 ロシア|採点&寸評】ともに良さは出した一戦! 最高殊勲者は攻守で大仕事を果たしたベレズツキだ!!
【EURO2016】発煙筒、爆発音、そしてファン同士の喧嘩――。イングランド対ロシア戦が緊迫感に包まれる
【EURO】モドリッチとアルダーー。「10番の光と影」がクロアチアとトルコの明暗を象徴する
【ドイツ 2-0 ウクライナ|採点&寸評】課題は残すも相手を大きく上回ったドイツ! 殊勲者はビッグクリアのボアテング
【UEFA EURO 2016】全51試合を連日生中継! WOWOW放送スケジュールはこちら!!
【EURO展望】トルコ×クロアチア|中盤を制するものはゲームを制す

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ