現地時間11月26日に開催されたチャンピオンズリーグのリーグフェーズ第５節で、上田綺世（負傷離脱中）が所属するフェイエノールトは、公式戦５連敗中のマンチェスター・シティと敵地で対戦。３－３のドローに持ち込んだ。

　オランダ屈指の名門は、アーリング・ハーランドに２発を叩き込まれるなどし、53分までに３点をリードされるも、終盤に驚異的な粘りを見せた。

　まず75分にアニス・ハジ・ムサがヨシュコ・グバルディオルのパスミスを見逃さず、１点を返すと、82分に怪我から復帰したサンティアゴ・ヒメネス、89分にダビド・ハンツコがネットを揺らし、怒涛の３連続ゴール。猛反撃を繰り広げ、貴重な勝点１をもぎ取った。

　英公共放送『BBC』によれば、ブライアン・プリスケ監督は試合後、「信じられないような試合、信じられないような夜だ」と興奮気味に語った。

「選手たちの努力とメンタリティには目を見張るものがある。３－１にした後、選手たちが準備ができていると感じたよ。そして３－２にした時、今夜は何かがあると感じたんだ」
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　絶不調のシティはこの後、昨季までフェイエノールトで指揮を執っていたアルネ・スロット監督のもと、プレミアリーグ首位を走るリバプールと対戦する。「スロットはこの試合をどう評価する？」という質問が飛ぶと、プリスケ監督は、こう答えた。

「元フェイエノールトの監督として誇りに思うだろう。彼が私たちの情報をフォローしてくれているのは知っているよ。彼のためにできることは全てやった。彼はこの３年間、我々のクラブに大きな影響を与えてくれたし、良いチームとチャンピオンズリーグで、私に良いスタートを切らせてくれた。助けられたのは嬉しいけど、彼は週末に汚れ仕事をする必要がある」

　トンネルの出口が見えかけていたシティのメンタルをえぐり、前監督が率いるリバプールをアシストする結果ともなった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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