• トップ
  • ニュース一覧
  • インドネシア戦で2シャドーの組み合わせは? 攻めあぐねる展開でもワイドを含め多種多様なパターンがあるのは心強い【日本代表】

インドネシア戦で2シャドーの組み合わせは? 攻めあぐねる展開でもワイドを含め多種多様なパターンがあるのは心強い【日本代表】

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2024年11月15日

バルサ戦フル出場の久保はベンチスタートか

シャドーで先発が濃厚な南野。ゴールやアシストなど決定的な働きが期待されている。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

画像を見る

 2026年北中米ワールドカップ・アジア最終予選も中盤に差し掛かった。C組で首位に立つ日本のライバルと目されたオーストラリアとサウジアラビアが11月14日の直接対決で0-0という結果に終わった。

 これで日本が15日のインドネシア戦で勝てば、両国との差は7に拡大。さらに19日の中国戦でも勝利すれば、完全なる独走体制に入る。2024年を理想的な形で終え、2025年へとつなげるためにも、まずはインドネシアから確実に勝点3を手にして弾みをつけたいところだ。

 最終予選突入後、基本的に3-4-2-1のメンバーを固定している森保一監督は、今シリーズで負傷による選外のFW上田綺世とDF谷口彰悟の不在を受け、最前線に小川航基(NEC)、最終ラインに橋岡大樹(ルートン)を入れる見通し。それ以外は過去4試合を踏襲するはずだ。

 唯一、変動のある2シャドーのポジションに関しては、久保建英(レアル・ソシエダ)が10日のバルセロナ戦にフル出場し、代表の全体練習合流が13日にずれ込んだのを踏まえると控えが有力。

 となれば、今回は9月のバーレーン戦と10月のサウジアラビア戦で見られた南野拓実(モナコ)と鎌田大地(クリスタル・パレス)のコンビがスタートから行くことになるだろう。

「僕は常にフォワードの近くで仕事をすることが自分の生きるパターンだと思います。個人的にはそれをどううまく出していけるかを練習から意識しています」と南野は語っていた。今回は1トップが小川になる分、近い距離感でサポートしていくことが、攻めの厚みを加えるポイントになりそうだ。
 
「航基と綺世は似たところがありますけど、ゴール前の動き方の特徴はちょっと違うのかなと。航基の方が裏に動く回数が多いと思うし、彼はダイナミックな動き出しが本当にストライカーっぽい。

 僕らシャドーとかがチョンチョンとボールを触った後に、動き出したところをタイミング良く使ってあげれば、良いチャンスを作れる」とも南野は強調。鎌田とうまく連係しながらお膳立てにも回る構えだ。

 南野&鎌田のコンビで小川の良さを引き出し、早い段階で先制点を奪えれば理想的。そういう形に持ち込みたいところだ。

 インドネシアのシン・テヨン監督もそのあたりの特徴を徹底分析し、対策を講じてくるだろう。日本が攻めあぐねる展開もないとは言い切れない。

 それでも、森保監督にとって心強いのは、多種多様なシャドーの組み合わせを状況に応じて使えること。南野・久保、鎌田・久保というコンビもありだし、オーストラリア戦のように堂安律(フライブルク)と三笘薫(ブライトン)をシャドーに動かして、外に伊東純也と中村敬斗(ともにS・ランス)という打開力と推進力のあるタイプを配置するのも可能である。

 インドネシアが5バックで来ることを想定すると、オーストラリア戦で絶大な効果を発揮した三笘&中村のドリブラー併用は今回も有効な策かもしれない。彼らはどちらも自らゴールに直進していくプレーができる。前田大然(セルティック)がワイドに入り、中に三笘か中村が陣取っても同様だろう。

 ここ一番で点が欲しい時に、彼ら左サイドのスピードと機動力を前面に押し出すという策があるのは、日本にとっての大きな安心材料になるはずだ。

【画像】年内ラスト、インドネシア・中国と対戦!W杯アジア最終予選で敵地での連戦に挑む日本代表招集メンバーを一挙紹介!
【関連記事】
【日本代表のインドネシア戦スタメン予想】上田不在の1トップ、谷口離脱の3バック中央は誰が務める? 久保と鎌田、堂安と伊東の先発争いは…
「クソ試合だ」「集中力がまったくない」後半ATの失点で中国に0-1敗戦。劇的勝利を許したバーレーンに母国ファンは怒り!「他にどこに勝てるんだ?」【W杯最終予選】
「言い方を悪くすると新規の選手が多い」久保建英が“帰化選手激増”のインドネシア代表にチクリ!アジア杯で対戦も「印象にない。ベトナムの印象が強すぎて…」【現地発】
泣き出す子供も…インドネシアの現地ファンが日本代表に熱狂! 森保Jの2選手が“神対応”【現地発】
「絶対に声は聞こえない」7万人超が押し寄せる“完全アウェー”のインドネシア戦。日本代表はどう対処する?「最初の笛が鳴った時から…」【現地発】

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ