• トップ
  • ニュース一覧
  • 「僕たちを必要以上にリスペクトしていないのは腹立たしい」本田圭佑の衝撃発言から8年の時を経て、日本代表はピッチで豪州を“格下扱い”した【W杯アジア最終予選】

「僕たちを必要以上にリスペクトしていないのは腹立たしい」本田圭佑の衝撃発言から8年の時を経て、日本代表はピッチで豪州を“格下扱い”した【W杯アジア最終予選】

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2024年11月02日

褒められた結果ではなかったが

8年前とは違う強さを見せつけている日本代表。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

[北中米W杯アジア最終予選]日本 1−1 オーストラリア/10月15日/埼玉スタジアム2002

 埼玉スタジアム2002で取材した試合の中でもっとも強烈に覚えているのが、2016年の日本対イラク戦(ロシア・ワールドカップのアジア最終予選)だ。

 1勝1敗で迎えた最終予選3試合目、日本は苦しみながらも山口蛍の劇的な決勝弾で勝利を収めた。そのゴールが決まった直後の“地響き”を肌で感じたのは記者人生で初めての経験で今でもスタジアムが揺れたあの感覚は覚えている。ただ、それ以上に記憶にこびりついているのはミックスゾーンでの本田圭佑の言葉だ。

 本田は少し昂った声でこう言った。

「本当はこっちが向こうをバカにしたいんです。ただ、あまり戦術的に求められていない。そういうところは僕やヤットさん(遠藤保仁)の真骨頂なんですけどね。僕もその辺のスピーディーさが欠けるとか、いろんな意見があるんでしょうけど、アジアレベルで言えば徹底的に相手をバカにするプレーを得意としている。

でも、それは(ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の日本代表では)今求められていない。怖い攻撃をもっと増やしていこうというところが今の代表のテーマなので、それはそれで前向きにチャレンジしたいという気持ちで臨んでいる。自分になかったところなのでね。別に否定的ではないですよ。でも、本来はイラクみたいな国が僕たちを必要以上にリスペクトしていないのは腹立たしい。本当は向こうがうざいと思うくらい回さないといけない」
 
 確かに当時は日本へのリスペクトが薄まっているようだった。しかし、本田の衝撃発言から8年の時を経てのオーストラリア戦では、相手がうざいと思うくらい日本はボールを回していた。

 ボール支配率は62パーセントで、シュートは13本(オーストラリアは1本)とこうしたデータ上は日本が圧倒。結果は1-1と褒められたものではないが、内容を見ればポジティブに映る部分もある。日本の強さを認めているからこそオーストラリアは守備的な戦いをしたと、そんな見方もできるはずだ。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

【画像】小野伸二、セルジオ越後、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「 J歴代ベスト11」を一挙公開!
【関連記事】
「中国なら宇宙人以上」「帰化して」日本代表で起用しないならほしい! 森保監督が招集しない29歳FWに中国代表入りを望む声!「我が国ならとっくにキング」
オーストラリア戦で“話題となった2人”をスタートから同時起用するのはある意味リスキー。実践するなら調整が必要に【日本代表/識者の見解】
“金言”にすべき伊東純也の言葉「組み立て、崩し方に言及しすぎると守備とのバランスが悪くなる恐れもある」【日本代表/識者の見解】
「クボがベンチなんて冗談だろ」「イマノルは地獄に落ちろ!」久保建英、よもやのスタメン落ちに現地ソシエダサポの不満が爆発!「クボをまた殺しつつある、哀れだ」
「日本代表に必ず呼ばれる」「化けるんじゃないかな」槙野智章が絶賛した23歳のMFは? ドイツで全試合先発「めちゃくちゃ注目」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ