【ACL】ソウル決戦へ、司令塔・柏木が「考えておかないと」と挙げた攻略ポイント

カテゴリ:Jリーグ

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2016年05月25日

相手DF陣にいかに自由に蹴らせないか――。武藤は「前線3人のプレッシャーのスピード」を重視。

柏木は「相手にロングボールを蹴らせないこと」をベスト8進出に向けたポイントに挙げた。写真:SOCCER DIGEST

画像を見る

 浦和は5月25日午後7時半から、ソウルワールドカップ競技場で、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦・FCソウル戦のセカンドレグを行なう。ファーストレグを1-0でモノにしている浦和だが、司令塔の柏木陽介は「ロングボールを蹴らせないこと」をベスト8進出のポイントに挙げた。
 
「1点取れれば、浦和が優位に立てる。ただ、そういった状況になれば、(FCソウルは)ロングボールを蹴ってくる。そこは考えておかなければならない」
 
(柏木自身の状態は?)コンディションもプレーの質も良く、落ち着いてできている。あとは、どれだけ前に絡めるか」
 
 FCソウルは第1戦、基本的にはパスサッカーを展開し、終盤の約20分間に戦術を切り替え怒涛のパワープレーを仕掛けてきた。今回も浦和がリードを保つ展開が続けば、FCソウルは前線の個の力を生かそうと、捨て身のロングボール重視の攻撃を仕掛けてくるはずだ。柏木はそこで、いかに対応するかをポイントに挙げた。
 
 そのパワープレーでねじ伏せようとしてきた際、浦和の背番号10が重要だと強調したのが「しっかり前からプレッシングに行くこと」だ。
 
「ヘディングで後ろが勝つこと以上に、(FCソウルDF陣に)ボールを自由に蹴らせないほうを心掛けたい」と“ソウル攻略法”を挙げていた。
 
 また、前日練習で軽快な動きを見せていた武藤雄樹は、「前線3人のプレッシャーのスピードが重要になる。ボールを奪ったあと、すぐにゴールを決められるように素早く判断したい」と、柏木と同様に「プレッシング」が鍵を握ると強調していた。
 
 また、「みんなで『必ず勝って帰ろう』と声を掛け合っている。1点が命取りになることは心に留めておき、一つひとつのプレーに集中していく」と気を引き締めていた。
 
 
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
 
 
 
 

前日練習で警戒な動きを見せた武藤。「目標は優勝。勝って、日本に帰る」と抱負を語った。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト)

画像を見る

5月26日発売号のサッカーダイジェストは、オーバーエイジ特集。果たして、リオ五輪のオーバーエイジ候補は誰なのか? 本命、対抗、大穴で予想してみました。またU-23日本代表企画では「残り15枠を巡るサバイバル」に迫り、6月復帰予定の室屋選手(FC東京)にインタビュー取材。クラブダイジェストでは、J2で好調の札幌を取り上げています。

画像を見る

【関連記事】
【浦和スタメン予想】ソウル遠征メンバー全18人の仕上がりチェック。武藤、興梠、攻撃陣が好調!
【ACL】ペトロヴィッチ監督が語った浦和流「事故対策」。今日、FCソウルと決戦!
【ACL】FC東京、初の8強目前で被弾、ラウンド16で散る。森重は「これが今の自分たちの力」
【浦和】宇賀神に幸運なゴールをもたらした『スパッツ事件』と『ビラ配り』。「思っていた以上に、手にとってもらえず…」
【湘南】曹監督が超キレた。ホーム7連敗、不満爆発のサポーターと一触即発!

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ