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「チェルシーにはタイトル獲得の野望を感じない」英国人記者がスターリングの“電撃移籍”に驚き。鎌田のパフォーマンスには…【現地発】

カテゴリ:海外日本人

スティーブ・マッケンジー

2024年09月04日

鎌田はリーグ戦で2試合ぶりの先発

チェルシー対パレスの一戦は1-1のドローに終わった。(C)Getty Images

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 9月1日、私はスタンフォード・ブリッジで開催されたプレミアリーグ第3節のチェルシー対クリスタル・パレスを取材した。

 今夏、チェルシーの移籍に関する大きなニュースは、ラヒーム・スターリングの退団だろう。しかしエンツォ・マレスカ監督によれば、スターリングを必要としておらず、構想にも入っていなかったという。

 そして私が一番驚いたのは、そのスターリングがアーセナルにレンタルされたということだ。それは今のチェルシーの現状を表わしていると思う。

 タイトル獲得を狙うならばアーセナルをライバルと考えるべきであるし、その野望を持っているのであれば、決定的なプレーができるアタッカーを優勝を争うクラブに移籍させるべきではなかったはずだ。
【動画】チェルシー戦で鎌田が強烈なシュート
 そんなチェルシーの今回の相手は、今夏に鎌田大地が新加入したパレス。この日本人MFはリーグ戦で2試合ぶりの先発出場となった。

 鎌田はプレミアデビュー戦となった開幕節のブレントフォード戦では、あまりゲームに入れているとは思えなかった。

 8月27日に行なわれたカラバオカップの2回戦では、2部のノーリッジ戦で移籍後初ゴールを含む1ゴール・1アシストの活躍を見せていたが、相手は格下だ。今回、チェルシーを相手にどこまでできるのか注目していた。

 前半、鎌田はパレスが作り出していた最高の攻撃に絡んでいたが、ゴールを脅かすほどのチャンスはなかった。それでもボールを持てば、めったに失わない。

 77分には右からのクロスにダイレクトで合わせる絶好機を迎えたが、シュートは相手GKの正面を突いてしまった。彼は悪くないプレーをしていたが、これが勝ち越し弾に繋がっていれば、彼のパフォーマンスに対する見方は完全に変わっていたはずだ。

 試合は1-1でドローに終わった。

文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)

著者プロフィール
スティーブ・マッケンジー/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー経験がある。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーター。スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝した。現在はエディターとして幅広く活動。05年には『サッカーダイジェスト』の英語版を英国で出版した。

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