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「韓国サッカー、どうしたの?」直球質問の数々に韓国スポーツ紙の敏腕記者が本音で回答!「日本人選手の闘争心は大きく変わった」【現地取材】

カテゴリ:ワールド

石田英恒

2024年08月31日

インドネシア戦の敗戦はショックが大きかった

パリ五輪予選で韓国がまさかの敗退。40年ぶりの出来事を受け、アジアサッカー界に衝撃が入った。(C)Getty Images

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 韓国チームとよく練習試合をしている育成年代の日本クラブの指導者らは、「最近、韓国のサッカーが変わってきている」と、韓国サッカーが変化しつつあることを感じているようだ。

 ちょうど、パリオリンピック予選で、韓国がインドネシアに敗れるという波乱が起きた。韓国サッカーは実際に変化しているのか? 韓国の全国スポーツ紙「スポーツソウル」のスポーツ部1チーム長、キム・ヨンイル(金龍一)記者に聞いた。
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――今回のパリオリンピック予選で、9大会連続の出場記録が途絶えました。韓国の国民の受け止め方はどうでしたか?

 金龍一(以下、金)「韓国男子サッカーが、オリンピックに出られなかったのは1984年のロサンゼルスオリンピック以来、40年ぶりです。サッカーは韓国で最も人気のあるスポーツのひとつであるため、国民に非常に大きな衝撃を与えました。しかも、韓国より格下のインドネシアに敗れての予選敗退だったため、さらに大きな失望となりました。

 予選前、代表チームの運営を巡って大韓サッカー協会に対して批判的な意見が多く寄せられていた時期でもあったため、オリンピック出場を逃したことが、国民的な怒りにつながった部分もあります。

 韓国の場合、オリンピックで銅メダル以上を獲得すると兵役免除の特典が与えられます。2012年ロンドンオリンピックの際、韓国が銅メダルを獲得し、当時中心選手だったク・ジャチョル選手、キ・ソンヨン選手が兵役免除の恩恵を受け、ヨーロッパの主要リーグで非常に長い期間活躍したことがあります。オリンピックを超えてフル代表チームの競争力アップにつながることもあるので、オリンピックでより『挑戦』を重要視するのも事実です。

 しかし、今回は兵役の恩恵を受けて海外に進出できる環境を得られなかったので、サッカー界には少し残念な雰囲気が生まれました」
 
――インドネシア戦での敗戦というのも、大きなショックでしたか?

 金「インドネシアの監督は偶然にも、ロシアワールドカップ代表チームを率いたシン・テヨン監督でした。PK戦での敗戦でしたが、韓国が運が悪くてPK戦で負けたのではなく、戦術面で劣勢だったと思います。そのため、よりショックが大きかったと思います。

 最初に、大韓協会に対する批判的な世論があったと言いましたが、カタールアジアカップの後、韓国代表チームの監督だったユルゲン・クリスマンが解任されました。その後、新監督を探していたのですが、大韓協会が新監督を選任するのに非常に難航しました。3月の北中米ワールドカップアジア予選で、韓国チームがタイとホーム・アンド・アウェーで2連戦をしましたが、その時、代表チームの監督が空席で、臨時監督を置かなければならない状況でした。

 この緊急事態に対応できるのは、過去にオリンピック代表チームを率いていたファン・ソンホン監督ではないかという意見があり、ファン・ソンホン氏が臨時監督に任命されました。オリンピックのチケットが懸かった23歳以下のアジアカップは4月に予定されていました。アジアカップを1か月前に控えた非常に重要な時期です。当時、ファン・ソンホン監督を臨時監督として置いた状態で、タイと2連戦を行ないましたが、結果的に、ファン・ソンホン監督は、代表チーム危機の火消しに成功しました。

 しかし当時、オリンピックチームはアジアカップを控えて、コーチ陣が中東に行って親善大会を行ない、準備をしました。結果的に、監督が家を空けることになりました。そういったこともあり、オリンピックチームが内部的に混乱していたことも事実です。

 アジアカップでは、グループリーグを3戦全勝で決勝トーナメント準々決勝に進出しましたが、思うような戦い方ができず、不安に感じる要素もありました。結局、決勝トーナメント準々決勝でインドネシアに負ける結果につながり、サッカー協会がオリンピック予選を兼ねたアジアカップを軽く考えていたのではないかという批判を受けました」
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