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【J2採点&寸評】13節・11カードを現地取材記者が評価!|“戦線復帰”の熊本のパフォーマンスは? 町田、C大阪が敗れ上位陣は大変動

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2016年05月18日

千葉×熊本|トップ下の町田が輝く。熊本は奮闘するも、地元に吉報を届けられず…。

【警告】千葉=近藤直也(34分)、長澤和輝(71分) 熊本=園田拓也(48分)、上村周平(85分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】町田也真人(千葉)

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【チーム採点・寸評】
 千葉 6
攻め込むも得点を奪えない嫌な時間が続く。しかし、粘り強く戦い、町田の2ゴールで勝点3を掴んだ。

熊本 5.5
チャンスは限られ運動量の落ちた後半は劣勢に追い込まれたが、最終ラインと中盤が的確な統制を取るなど内容は決して悪くはなかった。コンディションさえ整っていれば、接戦に持ち込めても不思議ではなかっただろう。

【千葉2-0熊本 PHOTO】震災後、初の試合となった熊本は一丸となって戦うも、千葉に敗れる。

【J2リーグ順位表】

【千葉|採点・寸評】
GK
23 佐藤優也 6.5
開始3分にDFにリフレクトした難しいボールを左手でかき出す。それ以降、ピンチらしいピンチはなかった。

 DF
27 阿部翔平 5.5(90+1分 OUT)
この日は得意のクロスの質がイマイチだった。対面した清武の圧力に押されるシーンもあった。

3 近藤直也 6
チームがボールを保持するなかリスク管理に気を使った。33分にはイエローになったものの、カウンターのピンチで清武の突破を食い止めた。

24 イ・ジュヨン 5.5
序盤から巻とエアバトルを繰り広げ、相手の攻撃に冷静に対応した。一方でくさびのボールは丁寧さを欠いた。

5 多々良敦斗 5.5
周囲とコミュニケーションを図り、右サイドからの打開を図った。敵陣深い位置でのプレー精度には課題が残った。
    
MF 
8 井出遥也 6(72分 OUT)
積極的に縦に仕掛け、チームに推進力を与えた。願わくは熊本守備陣が対応しきれていなかった前半にゴールを決めたかった。

6 山本真希 6(83分 OUT)
中盤で守備のタスクを担った。目立つプレーこそ少なかったが、最終ラインと前線のパイプ役となった。
 
10 長澤和輝 6
ボランチで先発し、チームの“へそ”からパスを配球した。一列前の井出、町田らとの連係も良好だった。

14 町田也真人 7
パスを受けようと縦横無尽に動き回る。プレーが雑になるシーンもあったが、後半立ち上がりに値千金の先制点を奪取。74分には相手GKのミスを見逃さずに追加点を決めた。

11 船山貴之 6
中盤右でのプレーは窮屈そうだった。それでも左からのクロスによく飛び込み、56分には決勝点につながるシュートを放った。
 
FW  
9 エウトン 5.5
巧みな足技で周囲にボールを落とし、攻撃のリズムを作った。ただ、ゴール前での迫力がなかった点はマイナス材料だ。

交代出場
FW
18 吉田眞紀人 6(72分 IN)
井出に代わって中盤の右サイドに入る。終盤には強烈な一発を狙うなど、攻撃に新たな活力を生んだ。

DF
20 若狭大志 -(83分 IN)
2点のリードを保つために残り10分を切ったタイミングで登場。守備固めとしての役割をきっちりこなした。

DF 
13 比嘉祐介 -(90+1分 IN)
終了間際に投入される。短い時間でも必死にボールを追い、2-0での勝利に貢献した。

監督
関塚 隆 6
町田のトップ下起用がズバリ当たった。なかなか決定機を作り出せないなか、頻繁に選手を呼んで指示を送り、ゴールをこじ開けさせた。
 
熊本|採点・寸評】
GK
1 畑 実 5.5
キックミスから招いた2失点目は頂けないが、それまでは初先発にもかかわらず冷静なプレーを披露。後半序盤にはエウトンの至近距離からのヘディングシュートに対し好守も見せた。
 
DF
23 藏川洋平 6
守備に軸足を置き、手堅くプレー。自らが守るサイドから崩されるシーンはほぼなく、相手のシュートに対し身を挺して防いだ。
 
4 園田拓也 6
CBでコンビを組む植田との呼吸に乱れはなく、ハイボールや球際で力強い守備を披露。最終ラインの要として機能した。
 
5 植田龍仁朗 6
自陣に放り込まれるボールに対し、果敢に前に飛び出しピンチの芽を摘み取る。特に、リーチの長いタックルでマイボールにするプレーが光った。
 
7 片山奨典 6
前半にマッチアップした船山に度々背後でボールを持たれたが、しつこく食らいつき手を焼かせる。味方が競り合った後のカバーリングもそつなくこなした。
 
MF
8 髙柳一誠 6
相手の縦パスに目を光らせ、ピンチを未然に阻止。運動量が落ちた後半は、中盤のスペースを使われる場面が散見されたが、致命的なミスは冒さなかった。
 
38 上村周平 5.5
機を見て積極的に攻撃に参加。守備ではルーズボールにいち早く反応する姿が印象的だったが、後半はややガス欠気味に。
 
10 清武功暉 6
開始3分に決定的なシュートを放つなど、ボールを持てば危険な香りを漂わせる。中断前と変わらず、前線に不可欠な存在であることを証明した。
 
17 岡本賢明 6(70分OUT)
攻守のバランスを第一に考えてプレー。清武とポジションをこまめに変えながら、状況に応じてゴール前にも侵入し攻撃をサポートした。
 
FW
11 平繁龍一 6(60分OUT)
前線からのプレスで相手を牽制。味方がボールを奪えば積極的にボールを呼び込み、的確な判断でボールをつなげるなど、気の利いたプレーを見せていた。
 
36 巻誠一郎 6(84分OUT)
後方からのロングボールには必ず競り合うなど、持ち前の「闘争心」を顕示。相手との競り合いで顔を痛める場面もあったが、めげずに戦い続けた姿は素晴らしかった。
 
交代出場
FW
29 齋藤恵太 5.5(60分IN)
球際へ泥臭くチャレンジするなど闘う姿勢は見せた。自慢のスピードでDFを突破するシーンには可能性を感じさせたが……。
 
MF
39 嶋田慎太郎 5.5(70分IN)
切り札として投入されたが、起爆剤とはなれなかった。ただ、最後まで諦めない必死なプレーは、サポーターの心に響いたはずだ。
 
FW
 アンデルソン (84分IN)
ボールを触る機会が限られ、不完全燃焼のまま試合終了を迎える。終了間際に自陣からボールを持ち込み前線へパスを送るも、味方へはつながらなかった。
 
監督
清川浩行 
十分な準備期間が取れず無念の結果に終わったが、再開前と変わらず組織的にチームを機能させていた点は評価したい。
 
取材・文:本田健介・橋本  啓(サッカーダイジェスト編集部)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 
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