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湘南FW鈴木章斗が21試合ぶりのゴール! 復調の要因は守備意識の改善「攻撃は守備を頑張っていれば後からついてくる」

カテゴリ:Jリーグ

岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)

2024年08月08日

前は“自分が点を決めないと”という意識だったけど...

福岡戦で今季の4ゴール目を挙げた鈴木章。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 8月7日、湘南ベルマーレはJ1第25節でアビスパ福岡とホームで対戦し、1-1で引き分けた。

 先制点を挙げたのは、3-5-2の2トップの一角で先発した鈴木章斗だった。0-0で迎えた61分、フリーで持ち運んだリベロのキム・ミンテがロングレンジから右足を振り抜くと、相手GKがギリギリでセーブする。弾いたこぼれ球を福田翔生が回収し、後ろから走り込んだ茨田陽生がシュート。そのディフレクションを鈴木章が押し込んだ。

 試合後、4節の浦和レッズ戦以来21試合ぶりのゴールを挙げた21歳が得点シーンを振り返る。

「守備を頑張っていればチャンスがこぼれてくると信じてプレーしていたので、形になって嬉しい。ミンテのシュートから、翔生くんがこぼれ球を拾ってくれたのが大きかったので、感謝しています。バラくん(茨田)のシュートがこぼれてくるとは思っていませんでしたが、あそこは僕がいないといけない場所だと思ってがむしゃらに飛び込みました」
【動画】鈴木章斗が福岡戦で21試合ぶりのゴール!
 鈴木章は2節の京都サンガF.C.戦で今季初ゴールをマーク。4節の浦和戦では2得点を記録した。

 ただ、その後の5試合で無得点が続くと、4月22日のトレーニング中に負傷。苦戦が続いていた。

 しかし、負傷による約2週間の離脱を経て、自身のサッカー観が変わったと語る。

「前は“自分が点を決めないと”という意識だったけど、離脱後のあまり良くない時期に守備の重要性に気が付いて、ゴールよりも守備も含めたチームへの貢献度を意識し始めました。守備戦術に適応できずに苦しんだ時期もあったけど、最近はハマり始めて、自分のなかでも“まずは守備で自分の士気を上げる。攻撃は守備を頑張っていれば後からついてくる”というような考え方に変わりました」

 以前から自身の課題だと口にしていた守備面に向き合い、成長できたからこそ、文字通り“こぼれてきた”21試合ぶりのゴール。殻を破りつつある背番号29は、福岡戦の一発で再び波に乗れるか。中3日で開催される次節の首位・FC町田ゼルビア戦でも期待したい。

取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)

【記事】「サッカーを辞めてしまおうと...」ブレイク中の湘南FW福田翔生が語る“血反吐を吐く想いだった”過去【インタビュー前編】
 
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