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アメリカとの死闘で残酷な現実を突きつけられたなでしこジャパン。いくら良い試合をしても記録に残るのは...【パリ五輪/コラム】

カテゴリ:女子サッカー

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2024年08月04日

理想に近いゲーム運びだったが

長谷川(14番)、守屋(20番)の奮闘は光ったが。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 現地時間8月3日、パリ五輪の女子サッカー準々決勝でなでしこジャパンがアメリカと対戦。3-4-2-1システムで守備から入る戦い方がハマった点はポジティブで、なかでも長谷川唯と長野風花のボランチコンビのポジショニングは絶妙だった。無駄なスペースを与えず、アメリカに危険な位置に縦パスを入れさせない。その意識がふたりとも高かったおかげで、なでしこジャパンは強固な守備ブロックを築けた。

 また、ウイングバックの守屋都弥と北川ひかるも攻守の両局面でよく顔を出し、特に右の守屋は無尽蔵のスタミナを生かして広範囲のエリアをカバー。延長戦に入っても効果的なランニングを繰り返し、敵陣の深い位置からチャンスに絡んだ。

 チームとして狙い通りの展開になっていて、時間の経過とともに明らかになでしこジャパンの試合になった。組織的なディフェンスでアメリカの焦りを誘い、時折カウンターからゴールを目指す。理想に近いゲーム運びだったと言えただろう。延長前半のアディショナルタイム、ロッドマンに鮮やかなコントロールショットを叩き込まれるまでは,,,。
 

 結果的に1-0で勝ったのはアメリカである。試合内容は良くなくても勝負どころで1点をもぎ取り、準決勝に勝ち進む。そんな残酷な現実をなでしこジャパンは突きつけられた印象だ。

 アメリカ封じはほぼ完璧で、感動的な試合を間違いなくした。ただ、結局は負けている。敗因を挙げれば、決めるべきところで決められなかった点に尽きる。いわゆる決定力不足だ。好機は複数回あっただけに、実に勿体なかった。

 確かになでしこジャパンは頑張ったが、いくら良い試合をしても記録に残るのはベスト8止まりという事実。五輪の舞台で求められるのはやはり結果だ。それをアメリカ戦で改めて痛感させられた。

文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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