賢くなければできない
パリ五輪のグループステージ初戦で日本が難敵パラグアイに5-0と快勝。流れを呼び込んだのは、三戸舜介だろう。19分、左サイドからの大畑歩夢の折り返しを受けると、ペナリティエリア内から冷静に右足で先制弾を叩き込む。このプレーで日本は明らかに勢いに乗った。
先制点の場面、なぜ三戸は完全にフリーだったのか。右足でトラップしたボールを、もう一度右足でチョンとずらして、それから思い切り右足を振り抜いている。そこだけ時間が止まっているような感覚すらあったが、ここで絶対に見逃してはならないプレーがある。
それは、パラグアイの14番バルブエナの動きを封じた細谷真大のブロックである。大畑から三戸にボールが渡った直後、バルブエナは三戸のところに詰めようとアクションを起こそうとしていた。そこで、そうはさせまいとバルブエナの動きをガシッと止めたのが細谷だったのだ。
先制点の場面、なぜ三戸は完全にフリーだったのか。右足でトラップしたボールを、もう一度右足でチョンとずらして、それから思い切り右足を振り抜いている。そこだけ時間が止まっているような感覚すらあったが、ここで絶対に見逃してはならないプレーがある。
それは、パラグアイの14番バルブエナの動きを封じた細谷真大のブロックである。大畑から三戸にボールが渡った直後、バルブエナは三戸のところに詰めようとアクションを起こそうとしていた。そこで、そうはさせまいとバルブエナの動きをガシッと止めたのが細谷だったのだ。
セルフィッシュな部分が顔を出せば、細谷もボールに近寄って不思議はないシーンだったが、実際はそうしなかった。三戸に任せるのがベストで、彼にフリーでシュートを打たせるためにはどうすればいいか。それを瞬時に考え、実践したのがあのブロックだった。
サッカーを熟知してなければ、賢くなければできないプレーである。その意味で、細谷のブロックは高等技術だった。
文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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