バックアップメンバーが緊急合流。GK佐々木雅士、DF鈴木海音、MF山田楓喜、MF植中朝日に期待できること。ピッチに立つ可能性も高まる【パリ五輪】
カテゴリ:日本代表
2024年07月21日
問題なくチームにフィットできるだろう
間もなくパリ五輪が開幕する。ここでは56年ぶりのメダル獲得を目ざすU-23日本代表のバックアップメンバー4人、GK佐々木雅士(柏レイソル)、DF鈴木海音(ジュビロ磐田)、MF山田楓喜(東京ヴェルディ)、MF植中朝日(横浜F・マリノス)を紹介する。
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突然の報だった。
7月18日に日本サッカー協会は、バックアップメンバーからクラブ事情でMF佐野航大(NEC)が外れ、代わりに植中朝日を招集するとともに、植中を含めたGK佐々木雅士、DF鈴木海音、MF山田楓喜の4人を本大会に帯同させると発表した。
当初は、18人の選手に怪我などが起こった際に、バックアップメンバーから補充できるレギュレーションだった。大会中に一度、18人のリストから外れれば、差し戻すことはできない。バックアップメンバーに関してもアクシデントがあったケースに限って、初戦の24時間前までは予備登録リストからの差し替えが認められる。
そのため、U-23日本代表はバックアップメンバーを大会に同行させず、負傷者が出たタイミングでチームに合流させる方針だった。しかし、18日にFIFAから通達があり、ルールが変更に。バックアップメンバーの最終登録期限は往来通りだが、18人のメンバーに負傷などが起こった際は、1試合ごと6時間前まであればバックアップメンバーとの入れ替えが可能になったのだ。
負傷したケースはもちろん、疲労を考慮したうえでの変更も医師の診断書があれば認められるとのことで、22人のメンバーから試合毎に18人のメンバーを選ぶ方式だった東京五輪に近い形で試合に望めるようになった。これにより、緊急合流した4名は大会に帯同するだけではなく、ピッチに立つ可能性が現実味を帯びてきた。
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突然の報だった。
7月18日に日本サッカー協会は、バックアップメンバーからクラブ事情でMF佐野航大(NEC)が外れ、代わりに植中朝日を招集するとともに、植中を含めたGK佐々木雅士、DF鈴木海音、MF山田楓喜の4人を本大会に帯同させると発表した。
当初は、18人の選手に怪我などが起こった際に、バックアップメンバーから補充できるレギュレーションだった。大会中に一度、18人のリストから外れれば、差し戻すことはできない。バックアップメンバーに関してもアクシデントがあったケースに限って、初戦の24時間前までは予備登録リストからの差し替えが認められる。
そのため、U-23日本代表はバックアップメンバーを大会に同行させず、負傷者が出たタイミングでチームに合流させる方針だった。しかし、18日にFIFAから通達があり、ルールが変更に。バックアップメンバーの最終登録期限は往来通りだが、18人のメンバーに負傷などが起こった際は、1試合ごと6時間前まであればバックアップメンバーとの入れ替えが可能になったのだ。
負傷したケースはもちろん、疲労を考慮したうえでの変更も医師の診断書があれば認められるとのことで、22人のメンバーから試合毎に18人のメンバーを選ぶ方式だった東京五輪に近い形で試合に望めるようになった。これにより、緊急合流した4名は大会に帯同するだけではなく、ピッチに立つ可能性が現実味を帯びてきた。
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大会直前のルール変更になるが、4名の選手は問題なくチームにフィットできるだろう。
GKの佐々木は2024年に入ってから大岩ジャパンに招集されていなかったが、22年3月のチーム立ち上げから継続して活動に参加してきた選手。昨夏以降はクラブで第3GKの立ち位置だったものの、怪我人の影響もあって直近のゲームでピッチに立っている。U-17ワールドカップでも控えGKの役割を経験しており、チームを支える立場を理解している点もポジティブな要素だろう。
CBを主戦場とする鈴木も佐々木同様にチーム発足当初からメンバーに入り、今年4月半ばから5月初旬にかけて開催されたU-23アジアカップにも参戦。パリ五輪のアジア最終予選を兼ねたこの大会では2試合に先発で起用され、途中出場は1試合。読みの鋭さを活かした守備には定評があり、有事の際にはSBにも対応できる汎用性はチームの力になるはずだ。
そのU-23アジアカップで主力として活躍した山田は右ウイングが主戦場。カタールとの準々決勝(4-2)で先制点、決勝のウズベキスタン戦(1-0)で決勝ゴールをマークしており、メンバー発表直前にコンディションを崩していなければ、18人のメンバーに選出されていてもおかしくない選手だ。正確な左足と献身的な守備が持ち味で、特にセットプレーのキッカーとして大きな期待がかかる。
植中は他の3名と比べ、大岩ジャパンでプレーした時間は短く、今春のU-23アジアカップにも参戦していない。だが、3月の国内合宿に参加しており、クラブでもACLのピッチに立っている。国際舞台での経験は十分にあり、技術と推進力は他の選手にはない武器。U-23日本代表ではインサイドハーフでの起用が濃厚だが、元々はCFのプレーヤーで攻撃的なポジションに幅広く対応できるのも心強い。
準決勝まで中2日の戦い。まさに総力戦となるなかで、たとえ不測の事態があっても、4人の存在は頼もしい限りだ。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
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GKの佐々木は2024年に入ってから大岩ジャパンに招集されていなかったが、22年3月のチーム立ち上げから継続して活動に参加してきた選手。昨夏以降はクラブで第3GKの立ち位置だったものの、怪我人の影響もあって直近のゲームでピッチに立っている。U-17ワールドカップでも控えGKの役割を経験しており、チームを支える立場を理解している点もポジティブな要素だろう。
CBを主戦場とする鈴木も佐々木同様にチーム発足当初からメンバーに入り、今年4月半ばから5月初旬にかけて開催されたU-23アジアカップにも参戦。パリ五輪のアジア最終予選を兼ねたこの大会では2試合に先発で起用され、途中出場は1試合。読みの鋭さを活かした守備には定評があり、有事の際にはSBにも対応できる汎用性はチームの力になるはずだ。
そのU-23アジアカップで主力として活躍した山田は右ウイングが主戦場。カタールとの準々決勝(4-2)で先制点、決勝のウズベキスタン戦(1-0)で決勝ゴールをマークしており、メンバー発表直前にコンディションを崩していなければ、18人のメンバーに選出されていてもおかしくない選手だ。正確な左足と献身的な守備が持ち味で、特にセットプレーのキッカーとして大きな期待がかかる。
植中は他の3名と比べ、大岩ジャパンでプレーした時間は短く、今春のU-23アジアカップにも参戦していない。だが、3月の国内合宿に参加しており、クラブでもACLのピッチに立っている。国際舞台での経験は十分にあり、技術と推進力は他の選手にはない武器。U-23日本代表ではインサイドハーフでの起用が濃厚だが、元々はCFのプレーヤーで攻撃的なポジションに幅広く対応できるのも心強い。
準決勝まで中2日の戦い。まさに総力戦となるなかで、たとえ不測の事態があっても、4人の存在は頼もしい限りだ。
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