• トップ
  • ニュース一覧
  • 名勝負に水を差したスペイン代表ククレジャへのブーイングに物申す! 独レジェンドも苦言「彼が何かをしたわけではない」【現地発コラム】

名勝負に水を差したスペイン代表ククレジャへのブーイングに物申す! 独レジェンドも苦言「彼が何かをしたわけではない」【現地発コラム】

カテゴリ:国際大会

中野吉之伴

2024年07月13日

スペイン代表DFは「リスペクトを持ち合わせていない」

フランス戦でブーイングを浴びたククレジャ。(C)Getty Images

画像を見る

 ドイツで開催中のEUROの準決勝で、スペイン代表がフランス代表に2-1で勝利し、12年大会以来となる国際ビックトーナメントでの決勝進出を決めた。

 準決勝にふさわしい好勝負をファインゴールが彩る。フランスはキリアン・エムバペの好クロスからランダル・コロ・ミュアニが鋭い動きでマークを外してヘディングシュートを決めると、スペインもすぐさま反撃。16歳のラミン・ヤマルが度肝を抜くゴールを決めた。左足から放たれたシュートのすばらしさ。あまりに美しい放物線に感嘆の声しか出てこない。

 さらにダニ・オルモが続く。素早い身のこなしと狭いスペースでの巧みなボールコントロールで空間と時間を支配し、鋭いシュートで逆転ゴールを奪ってみせた。

 フランスも猛攻を仕掛けるが、スペインの狡猾で激しい守備を崩すことができない。最後まで見どころ満載の試合だった。
【PHOTO】“世界一美しいフットボーラー”に認定されたクロアチア女子代表FW、マルコビッチの厳選ショットを一挙お届け!
 そんな名勝負に水を差したのが、ボールを持つたびに起こったスペインの左SBマルク・ククレジャへのブーイングだ。ドイツとの準々決勝の延長戦で、ジャマル・ムシアラのシュートが手に当たりながらPKにならなかったことへの不満の表れだと思われる。

 ドイツが準決勝進出すると信じて、チケットを購入していた開催国のファンが多かったのかもしれない。だからとしてもこの振る舞いはいただけない。

 スペイン代表のDFダニ・ビビアンは「残念だと思う。ブーイングにふさわしい選手なんていない。サッカーの試合にブーイングするために来る人がいるなら、自分のやるべきことに取り組んでいる人へのリスペクトを持ち合わせていない」と話していたが、もっともな批判だ。

このブーイングに批判的な見解を示すドイツのファンや関係者も多い。テレビ解説を務めたドイツ代表のレジェンドでるローター・マテウス氏もこうしたファンの振る舞いに物申していた。

「サッカーは情熱のスポーツだ。試合中にはいろんなことが起こる。だが彼が何かをしたわけではない。判定への疑問があっても、それは主審の判定であり、選手がしたことではない。試合が終わればそれをいつまでも引きずるべきではない。それにククレジャは素晴らしいプレーをしているではないか」
​​​​​​
【PHOTO】EURO2024を華やかに彩る各国の美女サポーターを特集!
【関連記事】
「いま、しゃべれよ」衝撃ゴラッソの16歳ヤマル、“挑発”した仏代表ラビオへの反撃に反響! 相手国メディアは「クレイジーな反応だ」
“17歳”ヤマルはEURO決勝で90分までしかプレーできない!? ドイツの法律で23時以降の労働は禁止、専門家が見解「例外はあるが...」
「なんてクソなチームだ」イングランドの戦い方を、オランダOBファン・デル・ファールトが痛烈非難!「トップ選手を擁しているのに」
「シュート37本でゴール0。地獄のEUROだ」PKの1点のみで終了...失望のエムバペを仏メディアが酷評!「マスクなしでも炎なし」
「彼を外さない限り、何も勝ち取れない」C・ロナウドはもはや不要!アーセナルの伝説OBが容赦ない批判!「10人でプレーするのと同じだ」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ