「私がイングランドの監督ならルーニーをスタメンから外す」
いよいよ6月10日から始まる「UEFA EURO 2016 サッカー欧州選手権」。WOWOWではこの世界最高峰レベルのサッカーの祭典を開局25周年記念事業として全試合を生中継するが、これに先立ち、4月28日、都内でUEFA EURO 2016 WOWOWアンバサダーでもあるヴァイッド・ハリルホジッチ日本代表監督を招いて、放映をPRする記者会見が行なわれた。
会見には、ハリルホジッチ監督のほか、ゲスト解説として参加する佐々木則夫・前日本女子代表監督に、やはり解説の北澤豪氏、さらにEUROガールの杉山セリナさん、期間中メインMCを務めるペナルティのヒデさんが、田中晃・WOWOW代表取締役社長とともに登場し、それぞれEUROの魅力やEURO中継に臨む意気込みなどを語った。
中でもハリルホジッチ監督が、詳細なメモを用意して大会の見どころを熱く語っていたのは、欧州選手権が欧州人にとってどんな大会であるのかを強く印象付けた。ちなみに監督も現役時代、1976年大会に旧ユーゴスラビア代表の一員としてEUROに出場している。
監督のコメントの一部を紹介しよう。「グループD(クロアチア・チェコ・スペイン・トルコ)やE(ベルギー、イタリア、アイルランド、スウェーデン)は接戦になるだろう。しかし、EUROに簡単なゲームなど存在しない。またかつてないほど各国のレベルも上がっているので、どこが勝つとは言えない」
「今回は若い選手の大会になるかもしれない。誰もが知るスター選手は(クラブで)1シーズン戦ってきて疲れている。試合も増えたので(ターンオーバー制採用などで)スタメンも予想できない。例えば私がイングランドの監督なら、コンディションの問題でルーニーをスタメンから外すだろう」
会見には、ハリルホジッチ監督のほか、ゲスト解説として参加する佐々木則夫・前日本女子代表監督に、やはり解説の北澤豪氏、さらにEUROガールの杉山セリナさん、期間中メインMCを務めるペナルティのヒデさんが、田中晃・WOWOW代表取締役社長とともに登場し、それぞれEUROの魅力やEURO中継に臨む意気込みなどを語った。
中でもハリルホジッチ監督が、詳細なメモを用意して大会の見どころを熱く語っていたのは、欧州選手権が欧州人にとってどんな大会であるのかを強く印象付けた。ちなみに監督も現役時代、1976年大会に旧ユーゴスラビア代表の一員としてEUROに出場している。
監督のコメントの一部を紹介しよう。「グループD(クロアチア・チェコ・スペイン・トルコ)やE(ベルギー、イタリア、アイルランド、スウェーデン)は接戦になるだろう。しかし、EUROに簡単なゲームなど存在しない。またかつてないほど各国のレベルも上がっているので、どこが勝つとは言えない」
「今回は若い選手の大会になるかもしれない。誰もが知るスター選手は(クラブで)1シーズン戦ってきて疲れている。試合も増えたので(ターンオーバー制採用などで)スタメンも予想できない。例えば私がイングランドの監督なら、コンディションの問題でルーニーをスタメンから外すだろう」

会見では解説者たちによるトークセッションが行なわれたが、ハリルホジッチ監督の独壇場となってしまった。写真左からMCのヒデさん、杉山セリナさん、北澤豪氏、通訳のフローラン・ダバディ氏、ハリルホジッチ代表監督、佐々木則夫氏。
「フランス代表のマルシアル(マンチェスター・U)、カンテ(レスター)、コマン(バイエルン)。イングランドならケイン(トッテナム)、ヴァーディー(レスター)、スターリング(マンチェスター・C)、スターリッチ(リバプール)ら若い選手にぜひ注目して見てほしい」
「やはり本命は開催国・フランスだ。対抗でフランスの隣国であるベルギー。ファンも大挙して訪れるだろう。イングランドも期待できるチームだ。台風の目となりそうなのが各国のレベルの高いクラブに選手を送り込んでいるクロアチアだ」
監督はEUROの凄さを聞かれて「ファンの目が肥えている」と答えていたが、その肥えたファンたちも納得させるに十分な知識と解説を披露し、佐々木氏や北澤氏とともに臨んだトークセッションではほぼ独壇場の弁舌ぶりだった。
「ユーロでは必ず波乱が起きる。そしてサッカーに変化が生まれる。新しい戦術と新しいスターが登場し、それがその後のトレンドになる」と日本代表監督は言う。そしてこうも語っている。「スポーツファン、あるいはサッカーファンならEUROを見てほしいし、見ないといけない。サッカーに関係する者、指導者や選手ならもはや義務である」と。歴史的にも政治的にも因縁のある欧州各国がサッカーの枠を超えて自国の意地とプライドをかけて戦う全てにおいて“最上級”のサッカーの祭典、「UEFA EURO 2016」。興奮と感動の日々は6月10日から始まる。
●詳しい放送予定や大会の情報はこちら
http://www.wowow.co.jp/sports/euro/
「やはり本命は開催国・フランスだ。対抗でフランスの隣国であるベルギー。ファンも大挙して訪れるだろう。イングランドも期待できるチームだ。台風の目となりそうなのが各国のレベルの高いクラブに選手を送り込んでいるクロアチアだ」
監督はEUROの凄さを聞かれて「ファンの目が肥えている」と答えていたが、その肥えたファンたちも納得させるに十分な知識と解説を披露し、佐々木氏や北澤氏とともに臨んだトークセッションではほぼ独壇場の弁舌ぶりだった。
「ユーロでは必ず波乱が起きる。そしてサッカーに変化が生まれる。新しい戦術と新しいスターが登場し、それがその後のトレンドになる」と日本代表監督は言う。そしてこうも語っている。「スポーツファン、あるいはサッカーファンならEUROを見てほしいし、見ないといけない。サッカーに関係する者、指導者や選手ならもはや義務である」と。歴史的にも政治的にも因縁のある欧州各国がサッカーの枠を超えて自国の意地とプライドをかけて戦う全てにおいて“最上級”のサッカーの祭典、「UEFA EURO 2016」。興奮と感動の日々は6月10日から始まる。
●詳しい放送予定や大会の情報はこちら
http://www.wowow.co.jp/sports/euro/