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【J1ベストイレブン|暫定版】圧巻だった中村俊輔の存在感! 首位・川崎を牽引する二枚看板はもちろん、怪我明けの森崎和幸、齋藤学も出色のプレーを披露|1stステージ・7節

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2016年04月19日

地元・熊本が震災に襲われる難しい精神状態のなか、高い集中力を保った植田も高く評価されるべき。

【1stステージ7節のベストイレブン】上位陣の健闘が光った今節は、川崎、鹿島、浦和、横浜から計9名を選出。なかでも、5-1の快勝に貢献した横浜の中村俊輔の存在感は圧倒的だった。

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 4月15・16日に行なわれたJ1第1ステージ7節では、首位の川崎がFC東京との“多摩川クラシコ”を4-2で制し、2位の鹿島は湘南に3-0で快勝。また、浦和と横浜も、それぞれ仙台、磐田を下し、上位陣がしっかりと勝点を確保した。
 
 ここでは、そうした7節の7試合(福岡×名古屋、鳥栖×神戸は地震のため試合中止)から、サッカーダイジェストWEB編集部がセレクトしたベストイレブンを紹介する。
 
―――◆―――◆―――◆―――
 
【選出理由】
 卓越した戦術眼で戦局を読み取り、試合をコントロールした横浜の中村俊輔をMVPに。この稀代のプレーメーカーとともに攻撃を活性化した齋藤学も、怪我明けとは思えぬキレキレのパフォーマンスで2点に絡んだ。

 また、中盤では川崎の中村憲剛、広島の森崎和幸も出色の出来。首位チームを牽引する前者はいわずもがなだが、怪我明けで開幕戦以来のスタメンだった後者も、同僚の千葉がロボット掃除機になぞらえ、「『ルンバ』じゃないかってくらい、ボールを拾ってくれた」と称える絶妙なボール奪取を披露した。

 最終ラインは、左サイドをドリブルで突破し、李のゴールを演出した浦和の槙野を左SBに配置。右SBは試合終盤に1得点・1アシストと大暴れした川崎のエウシーニョ。CBは、堅実な守備と組み立てで多大な貢献をした、横浜のファビオと鹿島の植田を選んだ。

 FWはG大阪から勝点3をもぎ取った柏のディエゴ・オリヴェイラも有力な候補だったが、難易度の高いゴールを決めた川崎の大久保と、躍動感溢れるプレーで2点に絡んだ鹿島の金崎が今節のベストか。
 
 GKは新潟の田中との1対1にも冷静に対応し、ゴールを死守した広島の林。最終ラインと上手く連係して守備を安定させ、クリーンシートを達成している。
 
【今節のベストイレブン】
GK
1 林 卓人(広島) 6
27分、新潟の田中との1対1では相手の動きを見極めてコースを切り、ゴールを割らせず。最終ラインとの間を狙ったボールにも思い切り良く飛び出すなど、4失点を喫した前節の鹿島戦から修正した。
 
DF
23 植田直通(鹿島) 6.5
エリア内では反応鋭く、厳しい対応でピンチを未然に防ぐ。32分の金崎のビッグチャンスを演出するなど、効果的な縦パスも供給。地元・熊本が震災に襲われる難しい精神状態のなか、高い集中力を保ってクリーンシートに貢献した点は高く評価されるべきだろう。
 
5 槙野智章(浦和) 6.5
李へ配球した左クロス。ニアへのボールは李の前と後ろにDFふたりが陣取っていたが、計ったように正確なものだった。練習中から話し合っていたそうで、このワンプレーだけでも採点は上がる。
 
5 ファビオ(横浜) 6.5
最終ラインでのパス回しの中心となり、戦術遂行に貢献。磐田の攻撃陣に仕事をさせなかっただけでなく、チームを乗せる先制点を挙げた。
 
18 エウシーニョ(川崎) 7
前半アディショナルタイムでのFC東京のN・バーンズへの対応は完璧。小林の決勝点をアシストし、最後にダメ押しの4点と終盤に大暴れした。
 
MF
14 中村憲剛(川崎) 7
11分に見事なパスから大久保の同点ゴールをアシスト。終盤には絶妙のクロスからエウシーニョのゴールも演出と決定的な仕事をした。
 
8 森崎和幸(広島) 6.5(87分OUT)
開幕戦以来のスタメン出場。万全の状態ではなくとも、的確な読みとポジショニングで相手からボールを奪い、カウンターを潰し続けた。
 
THIS WEEK MVP
10 中村俊輔(横浜) 7.5
プレスにいけば難なくかわされ、距離をとれば仕事をされる――。磐田にとって“為す術なし”のプレーを続け、3得点に絡む圧巻のパフォーマンス。
 
11 齋藤 学(横浜) 7(57分OUT)
怪我を抱えているとは思えぬキレキレのプレーで敵陣を切り裂く。ドリブル突破でカイケのゴールの起点になり、中村のスルーパスに抜け出し自らも得点。怪我の状態を考慮されてピッチを退いたが、本人は「まだまだやれる」と言いたげな表情を浮かべていた。
 
FW
13 大久保嘉人(川崎) 7
これぞFWという抜け出しから、右足を一閃。背後からのフィードを見事なトラップでコントロールして沈めた11分のボレーシュートは、見た目以上に難しい同点弾だった。後半のPKも余裕にゴール。
 
33 金崎夢生(鹿島) 7
西のクロスを収め、狙いすましたシュートでネットを揺らす。躍動感溢れるプレーで攻撃を活性化し、とりわけ後半は土居のゴールをアシストするなどチャンスメイクで貢献した。
 
※選手名の左の数字はクラブでの背番号。右は今節の採点。
採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
 
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