今季初スタメンの鹿島FW師岡柊生、起用の狙いは? 理想とするのはチャヴリッチの姿か

カテゴリ:Jリーグ

渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

2024年05月07日

柏戦では2本のシュートを記録

柏戦に右サイドハーフで先発出場した師岡。「サイドは特長のドリブルが発揮しやすい」と意欲を燃やす。写真:永島裕基

画像を見る

[J1第12節]柏 1-2 鹿島/5月6日/三協フロンテア柏スタジアム

 鹿島アントラーズは5月6日、敵地で柏レイソルと対戦し、2-1で勝利を収めた。

 この試合で今季初スタメンを勝ち取ったのがプロ2年目のFW師岡柊生だ。

「自分の特長はボールキープやドリブルなので、それを生かしつつ、守備もしっかりやりたいと思っていました。そこはできたのかなと」

 師岡は、4ー2ー3ー1の右サイドハーフで先発すると、身体を張ったボールキープや精力的なプレスバックを披露。さらに、攻撃面では5分に左サイドからのクロスに飛び込みヘディングシュートを放つなど、前半で2本のシュートを記録した。

 12節を終えた今季の鹿島は、GK早川友基やDF植田直通らの最終ラインと、最前線の鈴木優磨はほぼ不変。さらに知念慶と佐野海舟のダブルボランチもそれぞれ11試合に出場している。

 唯一、流動的なのが2列目で、右サイドは藤井智也、樋口雄太、松村優太、ギリェルメ・パレジらが起用されている。
【PHOTO】大声援で勝利を呼び込んだ鹿島アントラーズサポーター!
 戦力の揃う右サイドにあえてストライカーの師岡を起用したことにポポヴィッチ監督の狙いがあるのではないか。

 理想とするのはCFや両サイドで活躍するチャヴリッチの姿だろう。

 ロングボールの預け先として前線で起点となり、ドリブルからチャンスを創出。さらに鈴木のアシストを受けて得点源としても貢献する。

 柏戦でも63分に投入されたチャヴリッチが、アディショナルタイムに鈴木のアシストから決勝点を叩き込んでいる。

 師岡の先発起用には『サイドにフィニッシャーを増やしたい』という指揮官の狙いが込められていたのかもしれない。

「裏抜けの動きや前で持っている時のプレーは(要求されています)。ドリブルで仕掛けていいって言われていて、攻撃面は求められているところだと思います」

 少し照れ臭そうに「ほかの選手に負けないように、日々の練習から手を抜かずに頑張りたい」と意気込む23歳のストライカーがチームの新たな武器となるか。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

【厳選ショット】チャヴリッチの劇的勝ち越し弾で鹿島が接戦を制す!|J1第12節 柏 1-2 鹿島

【記事】【U-23日本代表23選手の通信簿】アジア制覇の大岩ジャパン、大会MVPの主将を文句なしのSに! 唯一“最低評価D”だったのは…

【記事】「選手はどうサボりながら勝つかを考えちゃう」内田篤人が“夏のJリーグ”について持論「正直、欧州と逆のことをやっている」
【関連記事】
「選手はどうサボりながら勝つかを考えちゃう」内田篤人が“夏のJリーグ”について持論「正直、欧州と逆のことをやっている」
「びっくりした」「成長しまくりですよ」内田篤人が絶賛した大岩J戦士は? 野々村チェアマンも評価「センスあるね」
【U-23日本代表23選手の通信簿】アジア制覇の大岩ジャパン、大会MVPの主将を文句なしのSに! 唯一“最低評価D”だったのは...
「選択を間違え、デュエルにも勝てない」先制点奪取で2戦連発も、上田綺世のプレーを現地解説者が厳しく指摘! PK失敗は擁護
「今シーズンで一番良くできた試合かも」3連勝&3位浮上の鹿島、指揮官ポポヴィッチもご満悦「良い影響をもたらす」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト いざアジア王者へ!
    5月10日発売
    悲願のACL初制覇へ
    横浜F・マリノス
    充実企画で
    強さの秘密を徹底解剖
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト シーズンラストの決定版
    5月16日発売
    2023-2024シーズン
    欧州5大リーグ
    BEST PLAYER
    元選手・識者たちが徹底討論!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ