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無敗は「8」でストップもC大阪に流れるポジティブなエネルギー。悲願のリーグ初制覇へ醸し出される独特な“空気感”

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2024年04月22日

課題はまだ多いが

名古屋戦も一時は同点に追いつくなど粘りを見せた。敗戦を良い意味で次につなげたいところだ。写真:永島裕基

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[J1第9節]名古屋 2-1 C大阪/4月21日/豊田スタジアム

 9試合目で悔しい今季初黒星。2位転落となった。

 香川真司は「内容で圧倒していた、でもこれがサッカーの一部」と振り返る。

 相手を見て後方のポジションを柔軟に入れ替える魅惑の可変システムでボールを握り、チャンスも作ったが、セットプレーを生かした名古屋のここぞの決定力に泣き、1-2で競り負けた。

 もっとも頼もしいのは選手たちが一様に心からの悔しさを語りながら、自分たちのサッカーに自信を持ち、反省をしつつポジティブに切り替えようと目線を揃えていたことだ。

 小菊昭雄監督も試合後のロッカールームにチームの成長を感じたようだ。

「今シーズン初の敗戦で選手たちも悔しがっていましたし、私自身も悔しい気持ちでいます。ただ、試合後の選手たちの表情を見た時に、大人のチームになったなと感じました。次に進む、前を向いて、またこれから前進していく、という強い気持ちを全員から感じることができました。頼もしいチームに成長したなと、先ほどロッカールームで感じたところです」

【動画】名古屋×C大阪のハイライト!!
 
 その空気をサポーターも感じていたのだろう。敗戦後、雨の名古屋でチームの背中を押すように声援を送り、それに応える選手たちとの一体感も印象的だった。

 確かにポゼッションを生かしつつ、さらなる決定力の向上や、守備面の強度アップなど課題は少なくない。

 それでも悲願のリーグ制覇へクラブ一丸となって突き進もうとする、いわゆる“タイトルを獲るクラブ”が醸し出すような、独特なエネルギーを感じるのが今のC大阪と言えるだろう。

 その空気感を、川崎で数々の成功体験をしてきた、今季加入の登里享平も太鼓判を押す。

 まだ越えなくてはいけない壁は多い。それでも、今季のC大阪はJリーグをより盛り上げてくれそうだ。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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