総ゴール数はJ2ワーストの「4」。藤枝の須藤監督が指摘した得点力不足の要因

カテゴリ:Jリーグ

金子 徹(サッカーダイジェスト編集部)

2024年04月15日

「質だったり、コンビネーションの希薄さ」

藤枝を率いる須藤監督。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

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[J2第10節]横浜FC 2-0 藤枝/4月14日/ニッパツ三ツ沢球技場

 藤枝MYFCは4月14日、アウェーで横浜FCと対戦し、0-2で敗れた。

 10分に失点した藤枝だが、前線からのハイプレスで徐々に流れを引き寄せると、22分には久富良輔がセットプレーから決定機を迎えるが、これは決め切れない。

 1点リードされて迎えた後半のスタートから、藤枝は攻撃的MFの榎本啓吾を投入して攻勢を強める。しかし得点を奪えず、80分にはPKを与えて追加点を許し、そのままタイムアップの笛が鳴った。
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 試合後、須藤大輔監督は「横浜FCはセットプレーと、前線のタレント力を活かした縦に速いカウンターがストロングという認識を持って臨んだ」と述べ、1失点目のシーンについては、「セットプレーも(対策を)用意してきたんですけど、その上を行かれた」と唇を噛んだ。

 藤枝のスコアはゼロに終わり、10節終了時点での総得点数はJ2リーグでワーストの「4」。指揮官も横浜FC戦では「我々の時間になった時があった」としつつ、得点力不足の要因をこう指摘する。

「アタッキングサードまで入っていけるんですけど、そこからの質だったり、コンビネーションの希薄さがあった。その場面だけでもトレーニングをして、シュートで終わる意識を持つ。そこが点が取れていないひとつの要因です。

 相手がリトリートしても、たとえば相手のPK(の場面)みたいに打ち破る力強さも植え付けていかなければいけない。やり方は変えず、力強さや攻撃の幅を増やしていきたい」

 J3降格圏の18位に後退した藤枝は次節、最下位に沈む徳島ヴォルティスをホームで迎え撃つ。指揮官が口にした課題を改善して勝利に繋げ、浮上のきっかけを掴めるか。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

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