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プレミアで首位に立ったアーセナル、英国人記者が指摘する近年のチームとの違い【現地発】

カテゴリ:メガクラブ

スティーブ・マッケンジー

2024年03月12日

「勝負強さを兼ね備えている」

ブレントフォードを2-1で下し、首位に返り咲いたアーセナル。(C)Getty Images

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 3月9日、ロンドンのエミレーツで開催されたプレミアリーグ第28節のアーセナル対ブレントフォードを取材した。

 リバプール対マンチェスター・シティの結果次第では、アーセナルはブレントフォードに勝てばプレミアで首位に立つチャンスがあった。

 アーセナルは昨季と同様に今季も好調だ。近年のチームと違うのは、昨シーズンのあと一歩でプレミア優勝を逃した経験が選手たちにあること。加えて、デクラン・ライスやカイ・ハバーツのような、プレミアで優勝経験はないものの、ハイレベルな選手たちが加入したことだ。

 今回のブレントフォード戦では、そのデクラン・ライスが19分にヘディングシュートを叩き込んで先制点を奪った。
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 しかし前半アディショナルタイムには、ブレントフォードからレンタル移籍中の正GKダビド・ラジャに代わって出場したGKアーロン・ラムズデールが、皮肉にも大きなミスを犯し、同点弾を献上してしまった。

 非常に難しい試合に見えたが、86分にカイ・ハバーツが土壇場で勝ち越し弾を決めて、何とか勝利。2ゴールとも今シーズンに加わった選手の得点だった。

 いつものように、アーセナルが試合の主導権を握り、多くのチャンスを作ったゲーム展開ではあったが、これまでなら重要な場面でゴールを奪えず、勝ち切れていなかったかもしれない。しかし、今のアーセナルは勝負強さを兼ね備えている。

 リバプールとシティが1-1で引き分けたため、アーセナルは得失点差で同じ勝点のリバプールを上回り、首位に返り咲いた。その後ろを1ポイント差でシティが追走している状況だ。残り10試合、プレミアのタイトルレースは非常にエキサイティングになるだろう。

文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)

著者プロフィール
スティーブ・マッケンジー/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー経験がある。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーター。スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝した。現在はエディターとして幅広く活動。05年には『サッカーダイジェスト』の英語版を英国で出版した。

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