現地時間２月24日に開催されたプレミアリーグ第26節で、フルアムがマンチェスター・ユナイテッドとアウェーで対戦。２－１で劇的な勝利を飾った。

　65分に先制したフルアムはしかし、89分にハリー・マグワイアのシュートで被弾。勝点３を逃がしたかに思われたが、90＋７分にアレックス・イウォビが勝ち越し弾を叩き込んで勝負を決めた。

　フルアムが敵地オールド・トラフォードで白星を挙げたのは2003年10月以来、実に21年ぶり。その当時は日本代表だったMF稲本潤一（現・南葛SC）が在籍し、３点目を決めていた（３－１）。

　英紙『THE Sun』は「2009－10シーズンに０－３で惨敗して以来、ユナイテッド戦で16試合勝てていない（３分け13敗）。オールド・トラフォードでも成績は同様に暗い。プレミアリーグで訪れた16回のうち、フルアムが勝ったのは１回だけだ（２分け13敗）」と分の悪かったユナイテッド戦を回想した。

「その勝利は2003年10月にクリス・コールマン監督の下で実現し、リー・クラーク、スティード・マルブランク、ジュンイチ・イナモトがアウェーチームのゴールを決め、攻撃陣には現在は助監督のルイス・ボア・モルテがいた」
【動画】稲本潤一がユナイテッドから決めた衝撃弾！

　また、『EUROSPORT』は「試合は驚くべき結末で、ハリー・マグワイアが終盤にエリク・テン・ハーフのチームを救い、勝点１を奪ったかに見えた。しかし、それよりさらに遅い時間、正確には97分に、フラアムがボロボロのホームチームを破り、アレックス・イウォビがアンドレ・オナナをかわしてゴールを決めた」と衝撃の勝利を称えている。

「97分のイウォビの劇的な決勝点で、2024年のマンチェスター・ユナイテッドの無敗記録に終止符が打たれた。元気いっぱいのフラアムが、残り数分で煙に巻かれたかと思われた待望の勝利を手にしたのだ」

　ロンドンの雄にとっては、歴史に残る一勝となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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