J１リーグの第１ステージ・３節は３月11日に２試合を開催。味の素スタジアムでは、FC東京対神戸の一戦が行なわれた。

【J１ PHOTOハイライト】１stステージ・３節 FC東京1-0 神戸
 
　試合は序盤からFC東京がボールを支配して主導権を握り、神戸は渡邉、レアンドロを軸にカウンターで反撃を窺う展開となった。
 
　FC東京は30分、右サイドを攻略。前田がGKと最終ラインの間にグラウンダーのクロスを入れると、走り込んだ田邉が足を伸ばすが惜しくも合わなかった。
 
　前半は30分を過ぎると膠着した展開となり、互いにゴール前のシーンも減少。０-０で前半を折り返した。
 
　53分、FC東京はビッグチャンスを迎える。左サイドから阿部がドリブルで切り込み、ふたりをかわして速いクロスを上げると、これに田邉がヘッドで合わせる。しかし、シュートは惜しくもバーの上を越え、ゴールとはならなかったが、後半もFC東京がリズムを掴む。
 
　神戸は、65分に石津に代えて前節・新潟戦で２ゴールのペドロ・ジュニオールを投入。一方のFC東京も直後の67分に東に代えて水沼を入れ、ともに攻撃に変化を加えた。
 
　75分、FC東京は丸山が直接FKを狙うが、GKキム・スンギュがファインセーブ。直後のCKでは、こぼれ球に反応した橋本がシュートを放つも、ゴール左に外れた。
 
　そして試合は終盤に突入し、ここまでなかなかチャンスを活かし切れなかったFC東京がついに待望の先制点を奪う。88分、橋本から右サイドの徳永へ展開。徳永の絶妙なグラウンダーのクロスに、ファーサイドへ詰めていた阿部が左足で押し込んだ。FC東京が１-０とリードする。
 
　先制したFC東京は、神戸の反撃を手堅く抑え切り、１-０のままタイムアップ。リーグ２連勝を飾るとともに、今季ホーム初勝利となった。