強豪バイエルンからの関心は興味深い。だが、冨安健洋はアーセナルにとっても重要な存在だ。

　加入してからフィジカルの問題にたびたび苦しめられてきた冨安。だが、今季は両サイドのSBでプレミアリーグの12試合、チャンピオンズリーグの５試合に出場してきた。最終ラインのあらゆるポジションをこなせる万能性は、ミケル・アルテタ監督から高く評価されている。

　北ロンドンの名門は、日本代表DFとの契約の延長に向かってるという。複数のメディアが新契約締結について報じており、週給５万5000ポンド（約1000万円）からサラリーをアップさせての契約延長は近いとの声もある。

　ポール・ブラウン記者は、『GIVEMESPORT』で「トミヤスは良い選手だと思う。複数の役割をこなせるのは、アーセナルにとって重要だ」と話した。

「ケガに関して非常に不運で、それによって出場時間とインパクトを制限されてきた。だが、今季はゆっくりとチームに入っていくのが見られたと思う。彼の出場機会は多いだろう」

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　さらに、同記者は「多くの試合で先発出場してはいないが、彼は重要な存在になると思う。アーセナルは多くの大会で競っているからだ」と続けた。

「チャンスはたくさんあるだろう。長期契約を結ぶのは、本人にとってもクラブにとってもポジティブな兆候だと思う」

　リーグで首位に立ち、欧州最高峰の舞台でも決勝トーナメント進出を果たした。自身は直近の試合でスタメンとして活躍。今季はチームの月間最優秀選手に選ばれ、移籍後初ゴールもあげた。

　25歳とこれから円熟味を増していく冨安とアーセナルは、さらに“蜜月関係”を続けていくようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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