実践するのは言うほど簡単ではない
ワールドカップのアジア2次予選で開幕2連勝。日本代表はミャンマー代表、シリア代表をいずれも5-0で下し、勝点6を手にした。
この2試合で特筆すべきは、日本の攻撃力。より具体的に言えば、“追撃力”だ。ミャンマーとのホームゲームは、11分に先制すると、28分、前半のアディショナルタイムに加点、さらに50分に4点目とダメを押す。
同じように、シリア戦でも、32分、37分、40分にゴールを挙げて前半だけで3点をリードすると、後半開始直後に菅原のミドル弾で4-0と一気に勝負を決めた。
格下相手にゴールを重ねるのは当然だろうとの見方もあるが、それを実践するのは言うほど簡単ではない。例えばハリルホジッチ体制下で臨んだワールドカップ・アジア2次予選の初戦でシンガポールに、しかもホームでスコアレスドローという失態を演じた過去を振り返れば、今の日本代表は頼もしく映る。
主導権を握ってもなかなか決めきれない印象もあった日本代表が、今や効率よくゴールを奪えるようになった。個々の成長はもちろん、チームとしての進化も確実に感じられる。
この2試合で特筆すべきは、日本の攻撃力。より具体的に言えば、“追撃力”だ。ミャンマーとのホームゲームは、11分に先制すると、28分、前半のアディショナルタイムに加点、さらに50分に4点目とダメを押す。
同じように、シリア戦でも、32分、37分、40分にゴールを挙げて前半だけで3点をリードすると、後半開始直後に菅原のミドル弾で4-0と一気に勝負を決めた。
格下相手にゴールを重ねるのは当然だろうとの見方もあるが、それを実践するのは言うほど簡単ではない。例えばハリルホジッチ体制下で臨んだワールドカップ・アジア2次予選の初戦でシンガポールに、しかもホームでスコアレスドローという失態を演じた過去を振り返れば、今の日本代表は頼もしく映る。
主導権を握ってもなかなか決めきれない印象もあった日本代表が、今や効率よくゴールを奪えるようになった。個々の成長はもちろん、チームとしての進化も確実に感じられる。
9月のトルコ戦、さらに10月のカナダ戦などでも“追撃力”は光った。先制したからといって相手の出方を探るのではなく、敵の心が折れるまで容赦なく畳みかける。そのような意思が、森保ジャパンには窺えるのだ。
1-0とリードしても相手が呼吸を整える前に2点目、3点目を奪取する。追撃こそ森保ジャパンのストロングポイント。冨安らの巧みなラインコントロールによって前線からのプレスがハマるようになったから素早い攻守の切り替えが可能となり、それがゴールラッシュに結びついている部分はあるだろう。
いずれにしても、本来ゴールを奪い合うサッカーというスポーツの本質を体現しているのが、今の森保ジャパンと言える。
文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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いずれにしても、本来ゴールを奪い合うサッカーというスポーツの本質を体現しているのが、今の森保ジャパンと言える。
文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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