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「世界」への挑戦権を懸けた戦い――。『NIKE MOST WANTED』の関西セレクションを8名が通過!

カテゴリ:高校・ユース・その他

白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)

2016年02月29日

タレント(技術や身体能力)とメンタル(競争心や姿勢)の両面が審査対象。

『NIKE MOST WANTED』の関西セレクションには72名が参加。ハードなプレーが多く、互いに声を掛け合うなど活気があった。写真:NIKE

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3月12~13日の「ジャパン ファイナル」への切符を掴んだ選手。(左から)持井、西村、高田、久門、佐藤、八田、水口(堀江はチーム事情により撮影会を欠席)。写真:NIKE

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 2月28日、大阪府のJ-GREEN堺で『NIKE MOST WANTED』の関西セレクションが開催された。
 
 同セレクションは20歳以下のヤングプレーヤーの中から隠れた才能を発掘する世界規模のスカウトプロジェクトで、2010年のスタート以来(2012年までの名称は『NIKE CHANCE』)、トム・ロジッチ(セルティック/オーストラリア代表)やデイビッド・アッカム(シカゴ・ファイア/ガーナ代表)など全世界で40名以上のプロフットボーラーを輩出している。
 
 この日、主に関西地域から集まった72名は、パス回し、シュート練習、3対2、9対9、11対11などのメニューの中で、スカウト陣にそれぞれの個性をアピールした。
 
 結果、安定感が際立っていたGK佐藤由維斗(久御山高校)、攻守のクオリティーを証明したDF堀江亮介(近大附高校)、フィジカルを利してSBでもCBで機能するDF水口豪(中京大中京高校)、抜群のボールスキルと創造性を見せつけたMF八田陸斗(久御山高校)、俊敏性と力強さを併せ持つドリブラーのMF持井響太(滝川第二高校)、緩急をつけた打開が上手いMF高田流星(大阪偕星学園高校→大阪商業大学)、バランス感覚に優れたMF久門功瑠(尚志高)、そしてFW西村光明(履正社高校)の8名が、3月12~13日に開催される「ジャパン ファイナル」への切符を勝ち取った。
 
 選考を担当したスペイン人のイバン・コーチは、「インテンシティーの高いセレクションでした。関東セレクション(2月21日)と比べて、関東セレクションは競争心が高い選手が多かった印象がある。海外で戦うのは、タレント(技術や身体能力)とメンタル(競争心や姿勢)の両方が必要になります。ジャパン ファイナルでも両方を評価します」と感想を口にした。
 
 このイバン・コーチに「技術や創造性などはもちろん、常に笑顔でサッカーを楽しんでいる姿勢が素晴らしい。間違いなく今日のベストプレーヤーだった」と高く評価された八田は「ジャパン ファイナルはよりレベルの高い選手が多いと思うので楽しみです。どこにチャンスが転がっているか分からないし、頑張りたいです」と意気込んだ。
 
 また、2012年度に「ジャパン ファイナル」を通過して世界に挑戦した木下稜介(元サバデルB)が中高の先輩だという持井は、「木下さんには自分の特長をアピールしろとアドバイスをもらっていました。それを信じて、武器であるドリブルをアピールできたと思います。去年はほとんど何もできなかったので、今年こそはジャパン ファイナルを突破して世界に挑戦したいです」と闘志を燃やした。
 
 横浜みなとみらいスポーツパークが舞台となる3月12~13日の「ジャパン ファイナル」には、「関西セレクション」を勝ち抜いた8名に加えて、昨年12月25日に開催された「キックオフ セレクション」の勝者8名、2月21日の「関東セレクション」の勝者7名、3月12日午前中に開催される「ラストチャンス」の勝者、さらにナイキスカウトによって選抜された「シード選手」などが参加予定。4月にパリで開催される世界最終予選「グローバル ファイナル」に、日本代表として参加する2名を選抜する。
 
 この「グローバル ファイナル」の勝者は、イングランドに本拠を置くプロ養成機関、『ナイキアカデミー』に入寮。世界トップクラスの施設、コーチ陣、スタッフなどの下で半年間に渡ってエリート・トレーニングを受ける権利を得るのだ。
 
 前年度は渡邊凌磨(前橋育英高校→早稲田大学)が、日本人としてはじめて「グローバル ファイナル」の勝者に。渡邊はその後、練習参加を経てドイツのインゴルシュタットU-23と契約を結び、『ナイキアカデミー』に入寮する前にプロの世界に飛び込んでいる。
 
 はたして、今年度は誰が“日本代表”として世界への挑戦権を得るのか――。注目が集まる。
 
取材・文:白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)
 
【NIKE MOST WANTED 開催概要】
■参加資格
以下の①~④の条件を全て満たした選手
①NIKE FC メンバー
②1996年4月2日~2001年4月1日生まれ
③男性
④非プロ契約選手
 
■エントリー
現在は3月12日の「ラスト チャンス」のみエントリー可能。Nike Football Appから「NIKE FC」にメンバー登録を行った後、セレクションにエントリー可能(スマートフォンからのみアクセス可能)
http://www.nike.com/jp/ja_jp/c/football/footballapp
 
■ナイキアカデミー
FA(イングランド・サッカー協会)が保有する総合トレーニング施設、セント・ジョージズ・パークを本拠とするナイキアカデミーは、世界トップクラスのエリートコーチ、栄養士、心理学者、フィットネストレーナーなどを擁するプロ養成機関。「NIKE MOST WANTED グローバル ファイナル」の通過者は、同アカデミーで6か月間(予定)のエリート・トレーニングを受けられる。
 
■問い合わせ先
NIKE FOOTBALL 運営事務局
電話:03-5419-7265 
メール:nikefootball@nike.jp
(平日の10~19時)
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