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「泣いている暇はない」國學院久我山の2年生ボランチ近藤侑璃は、U-17W杯を戦う同期に刺激「また一からやっていかないと」

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2023年11月14日

「完全に実力負けでした」

無限のポテンシャルを秘める近藤。選手権出場は果たせず悔しがる一方で、「僕が引っ張っていかないといけない」と覚悟を示す。(C)yuri yoshino

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 國學院久我山の伝統の背番号14を背負った2年生ボランチ、近藤侑璃の2度目の選手権は東京都大会決勝で幕を閉じた。

 東京Aブロック決勝戦、初出場を狙う早稲田実業の堅い守備に手を焼いた國學院久我山において、1年生の頃から攻守の要となっている近藤は頭をフル回転させながら状況打破を狙っていた。

「ブロックの中に飛び込んで、相手の隙間で僕がボールをもらってからプレーしようと思っていました」と振り返ったように、前半は積極的に前に出て、相手の5バックと3枚の中盤で形成された強固なブロックをこじ開けようと試みた。

 しかし、間でボールを受けることができても、その先のラストパスやフリックが引っかかり、決定的なチャンスを作り出せない。

 後半は「間で受けるという動作がちょっと厳しいと感じたので、味方のセンターバックの脇でもらって、そこから展開しようと切り替えました」と語ったように、ブロックの手前でボールを受けて、そこから裏へ落とすパスだったり、縦パスを送り込んだりとアプローチを変えて、ブロック打破を狙った。
 
 しかし、最後までこじ開けられず、開始1分と27分の失点が重くのしかかり、0-2の敗戦。2年連続10回目の選手権出場を逃した。

「自分たちの攻撃より早実の守備が固くて、完全に実力負けでした。僕ももっとプレーの精度を上げていかないといけないと痛感しています」

 試合後、反省の弁を述べる近藤。それでも彼のファーストタッチの置き所の上手さ、見えている範囲の広さ、そして良い意味で力の抜けたボールキープとパス出しは大きな才能を感じさせた。

 39分にはペナルティエリア手前でボールを受けた瞬間、「シュートを打つことは決めていた」。一瞬顔を上げてパスを出すようなふりを見せてから右足を一閃。シュートはパスが来ると身構えたDFの間を縫ってゴール右隅に飛んで行ったが、これは早稲田実業のGK高村裕のファインセーブに阻まれた。ゴールこそならなかったが、このアイデアと実行力にこそ、近藤の魅力が詰まっていた。

【厳選ショット】早稲田実業が2点のリードを守り切り悲願の初優勝!|選手権東京都予選Aブロック決勝 國學院久我山0-2早稲田実業
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