現地時間11月８日に開催されたチャンピオンズリーグのグループステージ第４節で、マンチェスター・ユナイテッドは、コペンハーゲンと敵地で対戦。ラスムス・ホイルンドのゴールで幸先良く２点を先行しながら、最終的には３－４で逆転負けを喫した。

　あまりに痛恨だったのが、マーカス・ラッシュフォードの退場だ。２－０でリードして迎えた43分、エリアス・イェラートの足を踏みつけてしまい、オン・フィールド・レビューの末に、レッドカードを提示された。

　数的不利となったユナイテッドは、直後に立て続けに失点し、前半のうちに追いつかれると、69分に一度はブルーノ・フェルナンデスのPKで勝ち越すも、終盤に再び連続被弾。デンマーク王者相手に苦杯を喫した。

　開幕から負けが込み、ファンから辛辣な意見が飛ぶなか、エリク・テン・ハーフ監督は劣勢を強いられるきっかけとなった判定を痛烈に非難。英紙『Daily Mail』によれば、試合後に「レッドカードがすべてを変えてしまった」と語った。
【動画】ラッシュフォードの一発レッドは打倒？ 議論を呼んでいるシーン

「フリーズフレームにすると、常により悪く見えてしまう。最初の25分間は我々が主導権を握り、ゲームを支配し、２－０とリードしていたのに、レッドカードですべてが変わってしまった。我々は10人になり、とてもがっかりしている」

　指揮官は10番の退場シーン以外にも言及。納得いかない判定は他にもあるようだ。

「ハーフタイム前に決して認められるべきではない２つの失点があった。１点目はオフサイドだ。アンドレ・オナナの前に相手選手がいた。２点目のPKは非常に厳しい。手に当たったとはいえ、（相手のキックから接触した手まで）とても近かったし、手はいたって普通の位置にあった。今大会４試合で４つのPKを取られたが、３つは非常に議論の余地がある」

　テン・ハーフ監督は「このような判定にはとても失望している。試合がこんなもののはずはない。もはやフットボールとは無関係だ」とまで言い放った。勝てる試合を落とし、グループ最下位に転落しただけに、ストレスは相当溜まっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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