少なからずダメージはあったはずだが
今季のJ1リーグ前半戦、アルビレックス新潟は華麗な攻撃サッカーで旋風を巻き起こした。チームの中心にいたのが、技巧派の伊藤涼太郎だった。4-2-3-1システムのトップ下で攻撃のタクトを振るい、セットプレーからも数多くのチャンスを演出したテクニシャンは文字通り躍進の原動力となった。
その伊藤について、高木善朗は「すごく上手な選手で、頼もしいチームメイトでした」とコメント。「高木選手とプレーの感覚的に似ている?」との質問には、「近いですけど、涼太郎のほうがよりパサー寄りな感じはあります」と答えていた。
頼もしい仲間だった伊藤だが、23年6月にベルギーのシント=トロイデンへ完全移籍。チームの中心軸が抜けたわけで、少なからずダメージはあっただろう。しかし、伊藤の海外移籍を高木は落ち着いたスタンスで受け入れている。
「まあ、毎年…。(昨年は本間)至恩も(海外クラブに)送り出していますし、楽観も悲観もしていません。彼らのチャレンジを応援する。送り出し慣れているというか(笑)、そういう感覚はあります」
その伊藤について、高木善朗は「すごく上手な選手で、頼もしいチームメイトでした」とコメント。「高木選手とプレーの感覚的に似ている?」との質問には、「近いですけど、涼太郎のほうがよりパサー寄りな感じはあります」と答えていた。
頼もしい仲間だった伊藤だが、23年6月にベルギーのシント=トロイデンへ完全移籍。チームの中心軸が抜けたわけで、少なからずダメージはあっただろう。しかし、伊藤の海外移籍を高木は落ち着いたスタンスで受け入れている。
「まあ、毎年…。(昨年は本間)至恩も(海外クラブに)送り出していますし、楽観も悲観もしていません。彼らのチャレンジを応援する。送り出し慣れているというか(笑)、そういう感覚はあります」
そう話す高木は言葉を継ぐ。
「引っ張っていくというよりは黙々とやるタイプです、涼太郎は。だから、涼太郎と違うプレースタイルの選手が試合に出たとしても、大きくは変わらないというか。それが新潟の強みというか、誰が出ても同じようなプレー内容で試合も上手く纏まります」
攻撃サッカーというスタイルがクラブに染み付いているからこそ、迷いはない。高木のコメントからは、そうしたスタンスが感じ取れた。
文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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