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鹿島MF藤井智也に背中を押されて――県内屈指の進学校でプロを目ざす江崎直也の覚悟「勝たせられる選手になりたい」

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2023年11月06日

なぜ長良高に進学したのか

長良高の期待のルーキー江崎。選手権予選は準決勝で敗退も、この悔しさを糧にさらなる成長を誓う。写真:安藤隆人

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 選手権岐阜県予選の準決勝、県内屈指の進学校である長良高は、近年は本格的な強化に乗り出している美濃加茂高に0-1で惜敗し、ファイナリストになることはできなかった。

 ただ、この試合では4人の1年生がスタメン出場し、全員が大きな存在感を放つなど、今後に向けて明るい材料が多かった。そのなかの1人であるMF江崎直也は、名古屋グランパスU-15からやってきた期待のルーキーだ。

 美濃加茂高戦では右サイドハーフで出場したが、江崎の本来のポジションはサイドバック。安定した守備力を武器にしながらも、「自分に足りない攻撃力を磨くチャンス」と前向きに取り組んでおり、その成果は着実にプレーに現われていた。

 激しいアップダウンに加え、攻撃に切り替わった瞬間に田中梨聖と竹田陵人の1年生インサイドハーフと連係すれば、スペースを作るフリーランニングや正確なパスで攻撃にアクセントを加える。ゴールには結びつかなかったが、2度のチャンスの起点となった。

 彼ほどの能力を持っていながら、なぜ全国未経験で多くの3年生が大学受験に専念するために抜けてしまう長良高に進学したのか。それは複数の理由があった。
 
 江崎は岐阜県各務原市で生まれ育ち、中学進学と同時に名古屋U-15に加入。日本クラブユース選手権U-15や高円宮杯U-15リーグ東海で途中出場ながら出番を得ていたが、U-18に昇格できずに、最後の高円宮杯JFA全日本U-15選手権大会では、ベンチ入りしながらも、1分も出場することができなかった。

 昇格できないことが分かった時、江崎には岐阜県の強豪校はもちろん、県外の複数の強豪校から声がかかった。その時は県外の高円宮杯プレミアリーグに所属する高校に進むことを決断し、練習参加もしてOKをもらっていた。

 しかし、「グランパスではあまり試合に出ることができず、周りの選手が頑張って僕が出るという感じだったこともあり、だんだん自分の中で『僕が中心選手となってチームを勝たせるような選手になりたい』と強く思うようになりました。もし強豪校に進んだら、僕は勝たせられる存在ではなく、勝たせてもらう立場のままだと思った」と、徐々に違う選択肢を考えるようになった。

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